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《日向太》
………また、やられた!!!
またかよーー!
また、二ノ宮さんに頼るしかねーか…。
あの人、苦手なんだけどな、凛の為だ。うん。
でも…!
俺が持ってる、最強にして最終手段は…顔を曇らせながら、こう言った。
「それが、わからないのよ…。
神原先生に、児童相談所の人がカルテを渡して欲しいって言って来て、そのまま。
私も先生も、心配してるんだけど…。」
「…児童相談所…?
和也さんは?!!」
「わからない。」
「…って!二ノ宮さん、話しちゃっていいのか?!」
次はいつ来るっていう話とは違う。
俺に話して…ほんとにいーのか?!
「…君は凛くんの味方…だからね。
悪用はしないでしょ?」
そりゃ悪用はしねーけど!
凛は…
俺と和也さん以外の人には、割と無表情で…。
俺と喋ってる時は、皮肉な事言ったり、表情もくるくる変わる。
慣れたら、心許す。
ほんと、猫みてー…。
それだけに、心配なんだ。
和也さんが一緒なら、まだ良いんだ。
でも、児童相談所が出て来る…って事は…和也さんに、なんかあったのかも…。
俺と和也さんから離されて、神原先生達からも離されて…凛は…どーなっちまうんだ?
何があったんだよ!凛!
おまえが連絡、寄越さねーのが一番悪い!!
大体な、離れているとロクな事ねーんだ!
あいつの場合。
だから、探さなきゃ…!!
…でも…何処探したら……?
凛!!
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