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『一目惚れ』*2
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~回想~
そらるside inまふまふ宅
「まふ〜MIX終わったぞ〜」
「あ、そこ置いといてください!」
遠くからまふの高い声が聞こえてきた。
あれ?いつもならこっち来てすぐ聞いてくれるんだけどな…取り込み中かな?
まぁいいや。
「ほーい、了解〜」
そう返事をしてここで待つことにした。
「そらるさーん!ちょっと来てください〜!」
しばらくするとまふに呼ばれ、俺は重い腰を持ち上げてリビングへ向かった。すると、まふの横には俺の知らない二十歳ぐらいの男の子がいた。
「紹介しますね!この子はSouくんといって僕たちと同じ歌い手です!」
するとその子は
「よろしくお願いします!そらるさんの歌聞いてます!素敵ですね〜」
と、透き通った綺麗な声でそう言った。
俺はその声に魅了されてしまって、返事を返せなかった。
「そらるさん?大丈夫ですか?ボーッとして?」
どこか違う世界に飛んでいっていた俺をこの世界に引き戻したのは、俺を心配するまふの一言だった。
「あ、あぁ。よろしくお願いします。俺も歌きいてますよ。」
なんなんだろうこの感情は…そう思いながらSouくんと会話していると、その感情はどんどん膨らみ、高ぶっていった。そうくんがまふのいえを出ていってもこの気持ちは収まらなくて…
「どうしたんですか、そらるさん?さっきからなんか上の空って感じですけど。」
俺は、感情が読み取りにくいとよく言われるのだが、こいつはそんなこともないようで、俺の思っていることを簡単に当ててしまう。
それに、こいつにはどんな言い訳をしてもウソだウソだと言ってくるに決まっているから、俺はまふにこの気持ちを打ち明けることにした。
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