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一緒に映画見て、ゲーセン行ってプリクラ撮って、普通に男女っぽいデートをした。
楽しかったなぁ…♪
薫「あー!楽しい!また行こうね♪」
琉「おぅ」
この時、ちゃんと前を見ていれば…
ーキキーッ!!!!!
琉「薫ッ!!!」
薫「ッ!!」
ードンッ!!!!
一瞬の出来事だった。
薫が道を外れた普通車に跳ねられた。
すぐに救急車を呼んで、薫は運ばれた。
俺がちゃんと前を見ていれば…
俺がデートに誘わなければ…
薫…
3月16日
薫は無事一命を取り留め、意識も戻った。
俺はすぐに病室に行った。
琉「薫っ!」
頭に包帯を巻いていて、足や腕を骨折していた。
琉「薫、分かるか?俺だ!琉だ!」
薫「…誰?」
頭が真っ白になった。
忘れる訳ない。
そんなのアニメや漫画の中での話だろ?
薫「琉?初めまして。美丘薫です」
琉「おい…嘘だろ?忘れてないよなぁ?!薫!」
薫「ちょっ…やめてください。他の患者だっているんですし…迷惑です」
琉「薫…」
薫「気安く呼ばないでください。」
琉「三谷琉だよ…なぁ、覚えてるよなぁ?」
薫「いい加減にしてください。三谷さん、貴方は僕の何ですか?」
琉「恋人以外に何がある?」
薫「はい?」
3月16日
俺達は強制的に"他人"になった。
恋人ではいられなくなった。
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