アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
1
-
清祥高校。ここは、運動部が強く特に男子バスケットボール部がとてつもなく強い学校だ。
(かがり ちぐさ)
4月。俺「篝 千草」は清祥高校に入学した。中学時代はバスケットボール部に入っていてバスケに魅了された。高校でも続けるつもりだ。
中学3年の夏、バスケットボール部が強いと聞いて迷いもなく進路希望調査表に「清祥高等学校」と書いたのを今でも覚えている。
入学したての高校。校舎の中をグルグルと何周もし、やっと男子バスケットボール部の部室に着いた。入部届けをギュッと力強く握り「失礼します!1年C組の...」ドンッ!!俺は何かにぶつかった。
「痛って...」
俺にぶつかったのは背の高い男。確かこいつは...。
「桜木 良」だったかな... (さくらぎ りょう)
俺と同じC組の...。そういえばこいつ俺と同じ中学だったっけ...。妙に見覚えあるんだよなぁ。
あれ...?こいつバスケ部入部すんのかな?
「おい、桜木!!お前もバスケ部入るのか?!」
こいつ背高いもんなあ。バスケ上手そう。
『誰がそんな部活入るかよ。』
そういって桜木は部室から去っていった。
桜木は中学時代俺と同じ美南中学で同じバスケットボール部だった。俺と桜木はライバル同士で、レギュラー争いをしていた。しかしある日...。桜木は体育館に来なくなった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 4