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第3夜-2
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「じゃあ乾杯だな。奏太の帰還に乾杯!」
「乾杯!奏太お帰り!」
「乾杯」
チリン、と軽い音を立ててグラスが鳴る。
「美味いな、このワイン」
「美味しいね」
「ちょっと奮発したからな。好きなだけ飲めよ」
「チーズも食べる!カマンベールー」
「俺はこっちの6Pチーズがいい。後はジャーマンポテトも食う!」
もはや好き放題だ。
「しかし出張行く度にこんなん買ってきてるのか。遥ちゃんいーなー」
「荷物が少ないときだけな。今回は特別だ」
「いつもはお菓子とかだよね!」
「軽いからな」
「今回も長かったのか?」
「2週間だ」
「最初は3日で帰ってくるって言ってたんですよぅ。そしたら3日目に帰れないってメッセージがきて。結局2週間帰ってこなかったんです」
「すまなかった。行ってみたら聞いてたのと全然状況が違っててばたついたんだ」
「ふーん。サラリーマンも大変なんだな」
「晴臣だってやってただろ」
「俺はそこそこで辞めちゃったからな」
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