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「どこでやるの?」
「駅前のイタリアンレストラン」
「あぁ、あそこね。この時間だと混んでそうだけど」
駅前にはファミレスやカフェが複数あり、夜にはうちの学生が集まることも多い。
「予約してあるらしい」
「そう」
この言い方だと、今回の合コンは壱椰が主催ではないみたい。
そんな会話をしていればレストランに着き、中に入ると既に他のメンバーが揃っているようだった。
女の子が4人と、向かい側には同じ大学の男2人が座って話している。
壱椰と一緒にいる所を何度か見かけたことがあるから、壱椰と同じ学部なんだろう。
「ごめんお待たせ」
壱椰の後に続く。
「あれ、金橋?」
「代わりって金橋だったんだ」
「あぁ、うん」
名前まで思い出せない…。
っていうか、僕のこと知ってるんだ…?
考えていると、向かい側の女の子たちが話しかけてきた。
「こんばんはー!」
「金橋くんっていうの?かっこいいね!」
「ありがとう」
笑って見せると、顔を赤くして視線を逸らされた。
「はーい、金橋は笑顔禁止でーす」
「ふふっ、何それ〜」
「佐々木くん何言ってるの〜」
まだ何も飲んでないはずなのに、佐々木と呼ばれた男はまるで酔っ払っているみたいだ。
そうそう、佐々木だ。もう一人も思い出した、よく佐々木と連んでる加藤だ。
「とりあえず飲み物と食事頼もう!」
ということで、飲み物と食事を注文して、先に来た飲み物を手に乾杯して、合コンが始まった。
端から自己紹介を始めた。
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