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「ぅあっ…あ…んんぅ…」
壱椰の口から漏れるのは甘い啼き声だけだ。
流石に先ほどの今で、入口も柔らかくあっさり僕を受け入れている。
受け入れているのは、身体だけだけど。
「やめ、ろ…よっ!慧都っ!!」
「これはお仕置きなんだよ?壱椰が逃げようとした。うーん、でも気持ち良かったらお仕置きにならないかな?」
「な、に…」
僕は壱椰に挿入したまま、首へと手を掛けた。
そして、少しずつ力を込めていく。
「…や、やめっ…く、るし………」
「…見たことない表情だね。中まで締まってる」
壱椰の顔が苦しさに歪む。
歪んでいるのは、僕の心も同じだ。
手は拘束しているから自由に動かせず、壱椰はされるがままでまともな抵抗もできない。
そうさせているのは他でもない僕だけど。
「うっ…げほっげほっ…はぁ…っはぁ……」
ゆっくりと手を離せば、苦しそうに咳き込む。
相当苦しかったのか、壱椰の目には涙が浮かんでいて、そして恐怖が滲んでいる。
「……僕だって優しくしてあげたいんだよ?」
「………」
僕の言葉なんて信用していないとでも言いたげな表情で睨まれる。
どんなに睨まれても全然怖くない。
苦しさで歪んだ表情も、怖さに怯える表情も全てが、"愛おしい"、だなんて思ってしまう僕はおかしいのだろうか。
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