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2020年バレンタインデーの巻 8【完】
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「すみません」
心がこもっていない。
というか、心が浮ついている。
トラは、ベットルームに運ばれると、
龍崎によって早々に上半身を剥がされた。
なんだか、今日はいつもより強引だ。
「ちょっ!?」
上裸になったトラの胸から腹にかけて龍崎はチョコレートをぬった。
生暖かいチョコレートの感触に、ぞわりと肌が泡立った。
「そういう事だったの!?」
「あれ?違いましたか?」
そうこうしているうちに、下半身にも手をかけた。
「待て待て!龍崎!」
トラは嫌な予感がして、身を捩ったが、
チョコレートがドロリと溶けて布団につきそうだったので、
あまり身動きもできなかった。
「それじゃあ、チョコバナナじゃん!」
例えるのもどうかと思ったが、龍崎はトラの下半身にも、
もちろんチョコレートをぬっていた。
その言葉に、龍崎は弾かれたように笑った。
「あはは!トラ君は、面白い事を言いますね!」
そうじゃねぇよと、トラは思ったが、
一通り身体にはチョコレートがぬられた。龍崎の好きなように…
その姿を眺めながら龍崎はうっとりと言った。
「ああ…トラ君。最高です」
「…ああ、そう…」
恍惚としながら龍崎は呟いた。
トラは、ただひたすら龍崎がチョコを舐めるのに
翻弄されるしかなかった。
♬ end ♬
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