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「あんなの、お前が、言わせたんだろ…」
「いやいや!あんなん俺教えてないからね?!エロすぎるだろ……ていうか何?!アレ…他のやつに習ったの?」
「ちが…」
「はあ?!じゃあなんだよ、強要してもないあんな言葉…うわ、思い出すだけで下が苦しいな…あんな言葉!言うわけないじゃん!ガチで浮気…」
「ちげえよ!バカ!、その…少しはお前に喜んで欲しくて…彼氏を喜ばせる殺し文句っていうサイト……見た……」
思わず流れで絶対に言うつもりのなかったことを白状してしまうが、みるみる真っ赤になっていく恋人の顔を見ていると笑ってしまって、恥ずかしさも半減した。
「お前が俺のために何かしてくれるなんて…う、嬉しすぎて…」
手で顔を隠したまま小さく呟いている。
「いや、そんな大層なことはしてないよ…?」
俺にとってはめちゃくちゃ恥ずかしくて大層なことだったが、こんなに照れている恋人を見るのは珍しく、だんだん笑顔になってしまう。
「はあー、幸せだ。ていうか、手とか足とか、怪我してない?なるべく柔らかい素材の拘束具使ったけど、すげえ暴れまわってたし…」
「あ、暴れてねえ。……とくに痛いところはない、けど…」
「ん、よかった。じゃあまたやろうな!」
「バカか。やらない」
「えー!月1でいいからさあ!」
「4年に1回な」
「はは、オリンピックかよ!…それより待って?4年後もそのあともずっと一緒にいてくれるってこと?」
「…それは、そうだろ」
「…」
「…」
お互い真っ赤な顔と緩む頬を隠しきれない。最低で最高に幸せな日常だ。
(end)
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