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2020年チェシャがいなくなる理由1-4
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「…あった?」
『お、お前…い、いっ、いつのまに…ッ!!?』
その引き出しには、見覚えのあるパンティが入っていた。
しかも、複数。
紐が絡み合って、万国旗のように繋がって出てくる。
『…』
「ちゃんと使用済みだよ」
色な意味で、そういうことじゃないっ!!
見覚えがあり、鮮明に思い出せる。
確かに、今までチェシャが身につけていたものだ。
『あほっ!』
天花は顔を赤くした。
寺の者にこれを見られていたらと思うと、体中から冷や汗が吹き出す。
天花の部屋は、あまり人の出入りは無いが、
それでも、全く無いわけでは無い。
うっかり、
引き出しの中から法事に関係するような物を持ってくるように
とお使いを頼んでいたら終わっていた。
「ああ、でも洗濯はちゃんとしてあるから大丈夫」
『そう言う問題じゃないっ!!』
そもそも、
このパンティが、ここに置いてあるという事は、
アイツは帰るときどうしたのか?
予備のパンツがあったのか? 買ったのか?
…この辺りに、簡単にパンツを買えるような場所はない。
予備のパンツを持っていたのであれば、
今まで天花がこのパンティの存在に気づかなかったのは何故?
っていうか、パンティがここにあるという事は、
どれを履いて帰ったんだ…?
まさか……
天花は色んな思いが頭を駆け抜けた。
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