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食事。
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太宰が探偵社に来るようになってから3日たった。
最初は固まっていた探偵社だったが徐々に慣れていき自然に話せるようになっていた。
今は作戦の読み合わせをしている。
国「〜であるからして〜………〜こんな感じだ。異論はないか?」
敦・賢「僕は異論ありません!」
与「あたしもないよ。」
鏡「私もない。」
谷兄「僕もありません。」
谷妹「わたくしもありませんわ。」
太「…………………。」
探偵社員は全員異論がないことを言ったが太宰は何も言わなかった。
国「太宰はどうだ?」
太「…………私もないよ。最初に言っただろう。言われたことはやると。」
国「あ、ああそうだったな。」
敦「さ、作戦も決まったことですし皆さんで少しだけ食事でも行きませんか??もうそろそろお昼の時間ですし…。太宰さんも一緒にどうですか?」
敦は冷酷な空気に耐えきれなくなり食事の誘いをした。
太宰は少しの沈黙の後返事した。
太「……少しの間ならいいよ。」
敦「ほんとですか!?じゃあ最近僕が気になっていた新しくできた店でいいですか?」
国「ああ。あそこか。あそこなら俺も気になっていた。」
与「いいねぇ。あたしもあそこでいいよ。」
敦「太宰さんもそこでいいですか?」
太「……いいよ。」
太宰の言葉に行くと言った敦、国木田、与謝野、鏡花、谷崎兄弟、賢治が喜んだ。
国「社長よろしいですか?」
福「ああ。認めよう。探偵社は私と乱歩に任せておけ。」
国「ありがとうございます!!!」
〜10分後〜
目的の場所についた。
そこの扉を開けると意外な人がいた。
中「!?太宰じゃねぇか!?」
太「あれ?中也?なんでここにいるの?」
そう、そこにいたのは太宰の相棒、中原中也だった。
中「それはこっちのセリフだ!!てめぇこそなんで探偵社員ひきつれてここにきてんだぁ?」
太「私は誘われたからきただけなのだよ。」
中「ほーん、そうか。おい探偵社おめぇら俺んとこの太宰に何かしてねぇよなぁ?もし太宰に何かあったら俺がただじゃおかねぇからな?」
中也は太宰の言ったことを珍しく素直に信じた。
(こうなったのは番外編で太宰さんに素直になった中也が可愛いと言われたからです(´ω`)ニヤニヤby作者)
国「何かするわけないだろう!!」
敦「僕達が太宰さんにするわけないです!!」
中「はん。信用できねぇな。1度太宰を裏切った奴らの言葉なんてよ。」
探偵社一同「っ!!」
店の雰囲気が暗くなり店の人達がオドオドしていたため太宰はさすがにとめた方がいいかとため息をつきながらその場を和ませた。
太「はぁ…。君達いい加減にし給えよ。店の人が困っているだろう?私は何ともないから中也もそこまで心配しないでくれ給え。ほらみんなで仲良く食事を楽しもうではないか。」
中・敦「太宰(さん)がいうなら…。」
太「店員さーん。私この○○定食1つ。」
国「あ、お、俺もそれで。」
敦「ぼ、僕も!」
探偵社全員が太宰と同じものを頼んだ。
探偵社全員と中也は太宰と食事ができたことを心底喜んでいた。
〜約10分後〜
中「俺は任務があるからそろそろ行く。おい探偵社、太宰に変なことするなよ?太宰何かあったらいつでも俺を頼れよ!!!」
太「……まさか中也がここまで素直になるなんて…。ちょっと気持ち悪いよ?」
中「なんだと糞太宰!!??人が少し心配してやったっていうのに…お礼のひとつでもしやがれ!」
ほとんどの探偵社は「え?少し…?」と思ったのであった。
太「はいはい。ありがとうございます〜優しくて可愛い私の中也〜。」
中「っ///」
中也は「うるせぇ!」と言い会計を済まして店を出た。
〜約15分後〜
敦・賢「あーおなかいっぱいです〜。ご馳走様です〜。」
国・太・与・谷崎兄弟・鏡「ご馳走様でした。」
太「じゃあ私はポートマフィアに戻るよ。何かあったらまた連絡してくれ給え。」
国「あ、ああ。」
敦「はい…。」シュン
太「あ、今日の昼食代は国木田君もちね〜。じゃ!」
太宰はそう言うと颯爽と店を出ていった。
国「え?はぁ!?なんだとぉ!?」
国木田と他の探偵社員は「ああ、いつもの太宰(さん)だ。」と不覚にも少し安心したのであった。
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