アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
-2-
-
発情期2日目。今日も大学が休みで空邪さんの家に滞在中。
「とあー、今日はずっと一緒にいてくれる?」
「はい、いますよ」
「フフフ……嬉しい」
ソファーに座っている俺の膝に乗り、抱きついてくる空邪さん。
フェロモンには慣れてきたけど、やっぱりこの感じの空邪さんには慣れなくて何か変な感じ。
昨日の夜も一緒に寝たいと駄々をこねてきて、仕方なく折れた。
だってさ、だってさ……ウルウルした目で「一緒がいい……」って甘えてきたんだよ!?
しかもギュッて抱きついてくるし……もうドキドキしすぎてあまり寝てない。
「ふぁあ……」
「とあ、眠いの?」
「ううん、大丈夫」
いや、本当は大丈夫じゃない。空邪さんのお尻と太ももの感触。吐息。首元にかかる髪。俺を見つめる潤んだ瞳。フェロモン。
そして、反応する俺のムスコ。
てか、何で昨日着た俺の服を空邪さん、着てるんだよっ……
いや、聞いたよ!?発情期に入ったり、近かったりすると、好きな香りを嗅ぐとかいう話は。
でもさ、でもさ……‼
せめてズボンとか履こうよ!俺のサイズがデカいからか、空邪さん上しか着てないからね!?下、下着だけだからね!?
だから触れてる部分が布一枚でも、ほぼほぼ素肌と変わらないからっ!
「とあー」
「ん?」
「ちゅーしたい」
・・・またか。
「空邪さん、昨日言ったでしょ?普段の空邪さんが受け入れて……」
「いやーだっ!普段とか関係ないっ!今、とあとちゅーしたいのっ!」
「俺と今キスしても後悔すると思いますけど……」
そうだ、ここで手を出したら今後どうなるかわからない。だから、何としても我慢させなければいけない。
でも……
「後悔しないもんっ……とあはイヤなの……?ちゅーしたくないの……?」
今にも泣きそうな予感。潤んだ瞳がさらに潤んで、零れそうな……
あー、もうっ!可愛いなぁ!
「俺だってしたいよ。でも俺は真剣に……」
「俺のこと好き……?」
「うん、大好き」
「好きだから、ちゅーするんじゃないの……」
「うん、そうだね。でも好きだから簡単にキスできないんだよ」
「何で……?」
「好きだから良いことも悪いこともいっぱい考えちゃう。俺がキスして空邪さんがイヤな思いしないかなーっとか、キスが下手で幻滅されないかなーっとか。俺は自分の欲より空邪さんの方が大切」
「……」
空邪さんは黙って何か考えこんでしまった。
「空邪さん?」
「……でも、とあとちゅーしたい……」
隙間もないくらい空邪さんが密着してくる。
聞こえる鼓動。
空邪さんもドキドキしてる……?
「とあっ……しよ……?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 289