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*渦巻く感情
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「んんっ……//」
テレビを見ていると隣の煉から声をかけられ、
振り向くと、途端にキスをされた。
え?なに?!
どうしたんだいきなり?!
なんの前触れもない突然のキスに戸惑ってしまう。
それでもやっぱ煉とのキスは気持ちよくて…
自然に身体が動いてしまう。
次第に激しくなる唾液の絡む音に腰が疼き始める。
「んんっ……ぷはっ。煉どした?
急にキスとか…」
「急にキスしたらダメなの?」
いきなりのキスに理由を求めると
子供みたいにむすっと拗ねてしまった。
「や、ダメってわけじゃないけど…
しかもなんか長いし…//」
キスされるのは嬉しいし気持ちいいから
別に、いきなりだろうがなんだろうが拒んだりはしない。
けど……
「なんか…怒ってる…?」
なんだか今のキスは少しだけいつもより荒っぽくて
煉がイラついているように感じた。
「……怒るってか…嫉妬。」
煉は少しうつむき加減に俺を見ながら言った。
嫉妬…?いきなりなんで嫉妬??
「なに、いきなりどうした?」
「いきなりじゃない。」
「え?」
煉の言葉の意味がわからず聞き返すと、
俺に向き直って煉が言う。
「いきなりじゃない。
大学の説明会終わってからずっとだよ。」
「説明会終わってからって……あ。」
俺はひとつ、心当たりがあるのを思い出した。
まさか…
「ジョージのこと…?」
煉は何も言わずに、わずかにコクリと頷いた。
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