アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*07
-
翌日……
「健!!」
朝、教室で机に伏せっていると
煉が俺の名前を呼ぶ。
「なに。」
「なんで先に行ってんの?」
「べつに。」
「なに…それ。どうしたの?
ねぇ、け……」
「うるさい。」
「え…?」
「朝からうるさい。」
「け…ん……」
「煉さ、昨日ちゃんと1人で帰った?
帰る時、何もなかった?」
昨日見たことは
なにかの間違いなのではないか、
と煉に確かめるつもりで聞いた。
なのに…
「なにも……ない…よ…。」
…な…んで………
「…嘘つき。」
それだけ言い残して
席を立つと、教室を出た。
後ろから煉が俺を呼ぶ声がしたが
無視し、ドアをしめた。
なんで…嘘つくんだよ…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
92 / 180