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鎖
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感情なんて…要らない…
言われた言葉が脳内に響く。
「はぁ…ぼ、ボクは…」
「ありゃ?鎖つけたはずなのになー。いつもなら簡単に俺の言葉に落ちるのにな〜。んー、まぁ、いっか半分以上はできてる。」
脳がぼーっとする。
何も考えられなくなってきた。
「おい、立て。」
言われるまま従う。
ボクは…帰らないといけないのに…
自分が自分でないみたいだった。
『さぁーて!!ショーも終盤です!今日のメインはこの子!非能者ですが見てください!この容姿!!珍しい蒼色の瞳!!これは可愛いがらなきゃ損ですよ!!』
スポットライトをあてられる。
薄暗い部屋にいたせいで眩しい。
(ぼ、くは…売られ、ちゃうのか…?)
注目される。
目のほとんどが奇異の目だった。
(皆、ボクを見てる。)
恐怖や怒り、その他の感情が何も出てことない。
空っぽだ。
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