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買われた奴隷
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だが、感情が湧いてこないはずなのに脚が震えている。
ただただ、ショーのアナウンスが聴こえるだけ。
『金額はいくらから!?2番様50万!6番様100万!10番様…な、なんと200万!!他にありませんかー?』
《従うこと…利口になれ…》
(うっ…さっきの言葉が脳に響いてる…胸が、苦しい…)
『それでは10番様の200万で落札です!!おめでとうございます!!それでは今晩のショーを修了させていただきます!!またヒューマンショップをよろしくお願いしまーす!』
ワーッと歓声がドームに響く。
はっとなって顔を上げる。
だが、自我に戻るのが遅く男に鎖を引かれる。
「おら、こっちだ。お前は買われたんだ。飼い主に忠順になれよ」
「や、っ…」
鎖を無理やり引かれる。
「返事って教わらなかったのか!?」
「っ…は、ぃ…」
「ふんっ…おい、受け取り場まで連れて行け!」
ジャラッ…
「おい、歩けよ」
「は、い…」
受け取り場につき、王族に引き渡される。
「おぉ、綺麗な髪、綺麗な蒼色の瞳だ」
「とても珍しいものです。お目が高いです!またヒューマンショップをよろしくお願いします」
「うむ、では帰るぞ」
王族の屋敷に着いた時にはボクはもうボロボロだった。
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