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弱くてごめん
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※桃紫(桃青)
※死ネタ
ななもりside
今日も君は帰って来ない
俺たち付き合ってるのにね
でも別れようって言えない俺を許して
そんなことを思いながら寝てしまい気づけば朝だった
、、いい匂いがする
さとみくんがご飯作ってくれてるのかな
動きたくないな
昨日は誰と一緒にいたんだろ
ガチャ
さ「あれ、おはよう」
な「ん、おはよ」
首、キスマーク付いてる
俺ですら付けたことないのに
さ「朝ごはん出来たから食べよう?」
な「うん。ありがとう」
リビングへ行き特に会話もすることなく黙々とご飯を食べる
聞いてみようかな
な「昨日は誰と寝たの」
さ「、、、ころん」
な「そっか」
誰と一緒に居たかそれだけでも知れたら俺は満足だよ
な「ご馳走様でした」
俺はさとみくんより量が少ないから先に食べ終わる
もう、そろそろ俺も変わらなきゃな
な「さとみくん。ご飯食べ終わったら話したいことあるから俺の部屋に来てくれる?片付けは俺が後でやるから」
さ「分かった」
俺は部屋へ行きずっと準備していたものを最終確認する
よし、大丈夫だ
さ「入るよ」
ガチャ
な「そこ座って」
俺は自分の作業用の椅子を指さす
さとみくんが椅子に座ったのを確認して俺は自分を落ち着かせるために深呼吸をする
大丈夫。俺はななもり。みんなのリーダーなんだから
さ「なーくん?」
なかなか喋らない俺に首を傾げている
カッコイイな
なんてね
な「ね、さとみくん丁度いい機会だと思うんだよね」
さ「丁度いい?」
な「そう。俺たちの関係を終わらせるのに丁度いいと思うの」
さ「………」
な「あ、言っておくけどさとみくんが他の人と寝てるからとかそんなの関係ないからねw」
な「俺の問題だからさ」
さ「なーくんの問題、?」
な「そう!だからさ、別れよっか俺たち!さとみくんも俺も楽になるから」
2人の間にはどのくらいかな、無言の時間が流れた
その無言を終わらせたのはさとみくんだった
さ「…なーくんは本当にそれでいいの?」
真っ直ぐな瞳で俺を見て離さない
でも俺は目を逸らした
な「俺は別れることを望んでるよ」
さ「……分かった」
な「ふふっ、ありがとう今まで!あと、これさとみくんに貰ったやつ。返すね」
紙袋いっぱいに入っている俺がさとみくんからプレゼントされたもの達
ん?準備してたやつかって?
俺が準備してたのはこれじゃないよw
な「ありがとう本当に。…じゃあ、バイバイ」
そう言って俺はさとみくんの言葉を聞く前に家を出た
そのまま俺はさとみくんの前から、すとぷりの前から姿を消した
──────────
20××年2月24日、午前4時21分18秒
死亡を確認しました。
そして俺は死んだ
さとみくんと付き合いだした頃くらいから体の調子が悪くて病院に行くともう末期だと言われた
そしてそのまま余命宣告をされた
だから俺はさとみくんに苦しんでほしくなくて嫌われるために努力した
ごめんね弱くて
きっともう読んだよね。俺からの手紙
あの日俺はすぐに気づいてもらえるように机の上に置いてきたんだから
もし気づいてなかったらなんのために椅子に座らせたかわかんないからね!
ちゃんと俺は幸せだったよさとみくん
終
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