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番外編ー仲直りー
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あのままお兄ちゃんと会話する事もなく、クリスマスを迎えた。
暗い気持ちのまま起きて部屋を出て居間に向かうと、クリスマスツリーには可愛く飾られていてその下には綺麗な紙に包まれた箱が2つ置いてあった。
「おはよう、陽。」
琉煌さんがいつの間にか僕の後ろに立っていて声をかけてきた。
「おはようございます、琉煌さん。」
暫く2人でツリーを見ていると琉煌さんが
「この飾り付け、夏輝と暦が陽が寝た後飾ったらしいぜ。
でもなんでだろうな。なんで星はつけてないんだろうな。」
それを聞いて僕はお兄ちゃんのいる部屋に向かった。お兄ちゃんはいつも大切なところは僕に残してくれる。いつも僕を守って自分を犠牲にしてしまうんだ。
お礼を言いたくて、お兄ちゃんの気持ちを分かってなくって、早く謝りたくって、お兄ちゃんの部屋に向かった。
「お兄ちゃん!」
ノックもせずに開けたからお兄ちゃんはビックリしていた。
「部屋開ける時はノックしてよ、陽。」
「ごめんね!お兄ちゃんの事なんも分かってなくって。あの時はお兄ちゃんとクリスマス楽しみたくってはしゃぎすぎた。強引に自分の気持ち押し付けてごめんなさい。でも、琉煌さんと暦さんはすごくいい人だから4人で楽しみたかったの。」
お兄ちゃんに抱きついて何度もごめんなさいを繰り返した。
最後の方なんかないにってるのかわかんないくらいグジャグジャな顔で話して。そんな時でもお兄ちゃんは離さないでくれて。
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