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ドキドキ文化祭 02
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そして、生徒達が楽しみに待っていた、文化祭の時期がやってきた。
「えー、今年の文化祭も一般公開です。だから、一般の方に迷惑をかけないように。それから、クラスの出し物が決まったクラスは、生徒会に報告するように。以上だ。」
今は、文化祭の準備で生徒会は忙しい毎日を送っている。
「会長、俺のクラスの出し物は、これにしようと思うんですが…」
「うん、いいんじゃないか??楽しそうだし。」
「ホントですか!?ありがとうございます!!」
「会長、俺のも見てください!!」
「俺のも!!」
「俺のもお願いします!!」
毎日がこんな感じだ。
が、ちょっと違うやつの相手もしなくちゃならない…
「夕貴、ちょっと。」
「ん??どうした、孝太。」
「例の奴がお呼びだしだ。」
孝太が指差すほうに目を向ける。
すると、ドアのほうでこちらをものすごい目つきで睨んでいる篠原の姿があった。
「あ…。…孝太、ごめんけど…」
「やだね。」
「ちょっ、俺まだ何も言ってないんだけど!?」
「聞かなくてもわかるって。要するに、忙しいからって篠原に断れって言いたいんでしょ??」
「うっ…」
まぁ、確かに当たってるけど…
あいつ、今絶対怒ってるし…
関わりたくない。
「こっちは俺がしとくから、早く篠原のほうに行けよ。すっげーキレてたし、断ったら暴れるかもよ??」
た、確かに…
孝太の意見にすごく納得してしまった。
「じゃあ、後は頼んだ。俺もすぐ戻るから。」
孝太にそれだけ告げて、俺は篠原のところに駆け寄った。
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