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ドキドキ文化祭 13
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「は??」
「だから、触られてたでしょ??いろんな奴から。それを全部洗い流してください。」
何言ってんだよ、こいつ。
「ほら、早く脱いで。」
篠原の手の動きが再開する。
また、俺の服を無理矢理脱がし始めた。
「や、やめろって!!」
「早く脱げよ!!」
あっという間に上半身が脱がされてしまった。
「やめろって!!別に触られただけでやましいことは何も…!!」
「言い訳なんか聞きたくない!!早く脱いでください!!」
次は、下へと手を伸ばし始めた。
「篠原…!!ごめん、ごめん…。お願いだから…お願い、だから…」
俺の言葉に篠原の手が止まる。
「そんなの、わかってますよ…」
「え…??」
「頭ではわかってるんですよ。これは文化祭で、仕方ないことで…。ただ触られてるだけで、やましいことなんかないって…。でも…」
篠原は崩れ落ちるようにしゃがみこんだ。
俺もつられてしゃがみこむ。
「こうでもしないと気がすまないんですよ…。」
「篠原…」
「別に、やましいことしてなくても、他の奴に触られてるだけで、イライラが止まらないんですよ…。」
あぁ…
今なら、佑介があのとき言った言葉の意味がわかる…
俺はドがつくほどの鈍感で…
それのせいで、篠原を傷つけてしまってるんだ。
「嫉妬でどうにかなりそうなんですよ…」
篠原の声が弱々しくも確実に俺の耳の中に入ってくる。
「ごめん、篠原…。ごめん…。」
「…なんで、先輩が謝ってんですか??」
「ごめん…」
俺は、篠原の背中に腕を回して、篠原を抱き寄せた。
「ごめん…」
「俺のほうこそ…すみませんでした。」
それからどれくらい経っただろう…
俺たちは、ずっと抱きしめあっていた。
お互いが、お互いを求めるかのように…
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