アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
問題だらけの勉強会 07
-
晩御飯を食べ終えたあと、俺たちはまた勉強を再会した。
そして、時刻は10時。
そろそろお風呂に入って、寝たほうがいいかもしれない。
明日も勉強するし。
「篠原、そろそろお風呂に入ってきたら??」
「え、あーもうそんな時間ですか??」
「あぁ。」
「じゃあ、先輩が先に入ってきてもいいですよ。」
「いや、俺は後でいいよ。」
「……じゃあ、」
篠原の手が俺の手に重なる。
篠原の手、熱い…
「俺と一緒に入ります??」
「え…??」
____ ____ __
「ふぅ…疲れた。ていうか、あいつ…何てことを言うんだよ。」
あのあと俺は…
『な、何言ってんだよ。冗談は…』
『冗談なんかじゃないですよ。』
『え、えっと……』
『先輩…』
『俺、疲れてるし…先に入るな!!!』
『ちょっ、先輩!!』
こんな感じで逃げてきた。
びっくりしたというか、何というか…
あいつ、本当に年下なのか??
なんか、俺より断然大人っぽい気が…
はぁ…さっさと上がって、篠原が風呂入ってる間は少し勉強がんばって…
篠原が上がってきたら寝るか…。
俺はさっさと風呂を済ませて、部屋に向かった。
「篠原、風呂いいぞ。」
「あ、はい。」
何事もなかったように篠原は俺の横を通り過ぎていく。
なんだよ。
ちょっと意識した俺がバカみたいじゃん。
あーもう!!
あいつのこと考えるのはもうやめよ!!
勉強勉強!!
そして、俺はまた教科書とノート、参考書を広げて勉強を始める。
でも、結局篠原のことで頭がいっぱいで…
こんなんで集中できるわけねーじゃん。
そういえば…俺、あいつとこういうことがあるたびに逃げてるよな…
「これでいいのかな…??」
思わず思っていたことが口からこぼれる。
俺はため息をつきながら、机に突っ伏した。
気になると好きって何が違うんだろうか…
どうしたら、俺は気持ちの整理ができるんだろうか…
俺は、あいつのこと…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
46 / 147