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『補色』
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「…あれ_」
朦朧とする頭のなかに
微かに雨が窓にぶつかる音が
聞こえた。
やべぇ、また意識飛ばしてた。
吸血されるとどうも
俺は意識を無くすようだ。
「………もう大丈夫?」
ふと振り替えれば俺を後ろから抱き抱えていた式と目があった。
「お前ね、もう少し責任感じとけ。必要以上の吸血は緋色が許可しない限り駄目って言われただろうが。」
最近になって緋色が設けた我が家の条件のひとつだ。
我が家には曲者揃いなので
俺の身を案じた緋色が
おやくそくごと
みたいなものを作ったのだ。
はぁぁとため息つくと俺の髪の毛先をくるくると
弄る綺麗な指が目に入った。
「手綺麗だよな……
お前の手、好きだ。」
ぽつりと呟き後ろを見れば
式はとても驚いた表情をし
そして綺麗に微笑んだ。
畜生美形だわこいつ。
「雨かわいい。もう食べていい?」
「え、たべ、」
考えるよりも先に
自分のシャツのなかに
入ってきた手でその意味を察した。
「……かわいい。」
またそう呟いて
俺のうなじにキスをひとつ落とした。
駄目だもう今日は授業ひとつも出れそうにない。
「……っ待てっ」
待てのきかぬこの犬は
お構いなしに手をすすめる。
こうなったら式は歯止めがきかなくなる。
押さえようにも軽く両の手を
纏められもうなすすべがない。
もー…どうにでもなれ。
俺の心と同調してか
雨の強さは柔らかくなったのだった。
「ね、ここすき?」
くりくりと指で
胸の飾りを弄られる。
「ふっ……」
声をだすまいとする俺の
姿に更に気を好くしたのか
何度も何度もそこばかり
弄られる。
やだねー…ほんとこいつのは前戯がねちっこい。
段々と火照る身体に
嫌悪しながらも
すっかり式のペースに呑まれていた。
「…も、そこいいから、前も…」
さわって欲しい所は触ってくれない。
いつものことだ。
「…どこ?前って」
胸を弄る手は止めず
わざとらしく腹の回りを撫で回す。
後ろから抱きしめられているため
式の熱を持ち完全にかたくなる
それを感じる。
だよな、こいつが吸血だけで我慢できるはずないわ。
そっと後ろ手で
式のそこを撫でてやれば
ぴくりと身体が揺れた。
それをいいことに
ジッパーをさげ
直接式のそれを
上下に擦る。
「煽るなんて生意気」
ぼそりと耳元で囁かれると
同時に俺の身体は反転しいつのまにか
背中が床につき、式に跨がれる
形となっていた。
わ、やべこいつマジで……!
「……!!」
いつのまにかズボンは下ろされ
いきなり指を挿入される。
解れていないそこは
ぎちぎちと
軋むようだった。
「いた…ばかてめっ式!!」
さすがに濡れていので
指を動かせなかったのだろう
その指を抜き俺の口内へ突っ込んだ。
「んぐっ」
俺の唾液がついた指で
再度そこへ挿入し、ゆっくりと
動かし始める。
いささか乱暴で性急なのが
こいつの遣り方だ。
「ふ、あ…んんっ!!」
一ヶ所いい場所を見つければ
そこを激しくつかれる。
グチュックチャッ
粘着質な音が
教室内に響く。
その音さえも今は興奮の材料でしかない。
「あ、やべ、も……」
そろそろ出るってところで
式は指を抜き
突然に今までの
質量と比べ物にならない
熱いものが
中へ入ってきた。
「んぁあああ…」
激痛のあまり悲鳴を上げるも
それさえも式を煽るものらしく。
嬉しそうに
まるで獣のように
挿入を繰り返す。
「はっ…雨、もっと啼いて?じゃないと痛くしちゃうから…」
俺の汗ばんでくっついた髪を掻きながら式は俺を突き上げる。
「ん、あ、式…もう……」
俺の限界を察し
乱暴に俺のものを
扱いて
俺を絶頂へと導いた。
「……んあっ」
「……っ」
少し遅れて式もイったようだ。
俺の腹の上に
白濁を吐き出した。
あーもうほら制服汚れたじゃねえか。
今はもう帰宅後訪れる緋色の
説教のことしこ考えられなかった。
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