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『本日2度目の吸血』
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「お邪魔しまーす…」
静かにこそっと部屋のドアを開ければ
眼鏡をかけて
仕事をしてる緋色の姿があった。
「どう?すすんでる?」
「まぁまぁだね。
締め切りまでにはなんとかなる。」
緋色は一応プロの純文学作家だ。
締め切り前は何日も徹夜続きだったりってこともある。
「もうすぐ締め切りだもんね。
じゃぁ俺は邪魔ならない前に「入っておいで」
はい。」
中に入ったはいいものの
夢中にパソコンを打ち続ける
緋色はそれから俺に目もくれなかった。
のですぐ脇のベットに腰かけた。
一時間くらいたって
やっと緋色のキーを打つ手がとまった。
「休憩?」
「うん。ごめんね、暇だった?寝てても良かったのに。」
「んー
なんか仕事してる緋色ってイケメンだなーって。見てたから暇でもなかった。」
「はっ。」
鼻で笑って椅子から立ち上がり
俺の隣に腰かけるとベットが重みで軋んだ。
そのまま俺の首もとに顔を埋め
抱きすくめられる形となった。
「いつだっけ?」
「2週間くらい経ってるかな?
………いい?」
「うーん。普通のところからやってくれんなら。」
「それじゃぁ美味しくない。」
背中にまわってた手が俺の頭をささえ
そのままベットに倒される。
「式に吸われたんだっけ。
でも俺も加減出来ないかも。」
静かに俺のズボンを剥きとり
俺の太ももが外気にさらされた。
「ほら、ここが一番
甘美だよ」
足の付け根の
ぎりぎりを指でなぞり
顔を近寄せれば
緋色の吐息がそこへあたり
こそばゆいというか
むずがゆい感覚。
何度やってもこれだけは
なれない。
「んっ」
足を開かされ内腿のあたりに
牙をつきたてられる。
式とは違い痛みはないが
身体が火照るのである。
「………はっぁ」
片方の手は反対の内腿を何度も
擦っていくものだから
いつも変な感覚になるのだ。
緋色の吸血は
とても上品なのだが
性でいう
イきたいのにイけないという
感覚になるのだ。
しかも
ゆっくりと
時間をかけられるため
気が狂いそうになるのだ。
あーもぅ
やだなぁこの感覚………
「ふっ……気持ちいいかい?」
「ん、なわけねー……早くっ」
「慣れればいいだろうに。」
緋色曰く、ここの血が一番甘いんだとか。
ただ、緋色は式とかと違って
俺の血を一度吸えば2、3週間は
温存できるのだ。
補血剤もいらないらしい。
式の場合は2日に一度の補血(補血剤でもいいはずなのに
あいつは俺の血を吸いたがる。)
が必要だ。
まぁ、俺の場合は
毎朝と毎晩必要だけど。
「あんたの吸い方
えろいんだって。」
「今のお前の方が十分えろいよ。」
妖しく微笑む緋色を見ながら
段々薄れる意識を
いつの間にか手放してしまった。
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