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初体験(後編)①
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「う…ん」
「あっ起きた?おはよー」
目覚めるといつもとは違う光景と昨日会ったばかりの人。
(そっかこの人の家で寝て、しかも...)
夜したことを思い出して寝起きながら凄く恥ずかしくなって。布団にもぐりこんだ。
「あれ、また寝ちゃうの?もう10時だよ。」
「ええっ嘘なんで」
僕は驚いて布団から飛び出した
「寝れないとか言ってたのにぐっすりだったね。寝癖すごいしw」
「.....シャワー借りていいですか?」
「どうぞー」
そういわれるとすぐにお風呂場に向かった。
ぼさぼさの髪を見られるのが恥ずかしかったというよりは明るい所で見られているというのがすごく落ち着かない。今まで感じた事無かった変な感覚だ。
シャワーを浴び風呂場から出た。ここで問題になるのが何を着るかだ。さっきまで着てたワンピースかそれとも服を借りるか。よくよく考えてみると部屋着とはいえすっぴんの男がワンピースを着るのはおかしいことなのだ。いや化粧をしていても変だが....
「どうしたの?」
そういいながら彼が入ってきた。
「うわーーーーー何で入ってくるの」
僕は驚いて風呂場に逃げた
「シャワーの音がしなくなったのに戻ってこないから何かあったのかと」
「何もないからあっちいってください!」
「男同士なんだからそんな恥ずかしがらなくてもいいのに」
確かにそうだ。僕は友達と温泉にだって行くから男に裸を見られても平気なはず。だけどそのとき何故かわからないけど恥ずかしかった。
服を貸してくれとも言えず、結局僕はワンピースを着て部屋に戻り彼から少し離れて座った。顔を上げれなくて僕はずっと下を向いていた。
「ドライヤー使う?」
「じゃあ借ります」
「やってあげようか?」
「えっ...いや自分でできるから大丈夫ですよ」
「いやいいよやるよ」
そういって彼は距離を詰めてきた。僕はますますうつむいた。
結局言われるがまま彼にドライヤーをしてもらった
(なんだこの人昨日はそんなことしなかったのに)
「昨日も思ったけどすげーさらさらだね男の髪じゃないみたい」
「...男の髪です」
「知ってるよwwwちゃんとついてるもんね」
「ええっ見たんですか!?」
「.....ごめん」
「さっきですか?」
手は動いたままだったが彼は黙った。会ってからずっと余裕そうな感じだったのに珍しい。
「なんで黙るんですか?まさか寝てる間に見ました?」
「うーん....やっぱりそんな服着てるからめくってみたくなるじゃん。そしたらまさかはいて無かったから...」
パンツをはいて無かった恥ずかしさと見られた恥ずかしさのダブルパンチで僕はうずくまった。
「ごめんごめん。ほら顔上げてよ」
ただでさえ顔を見られたくなかったのに、そんな話を聞いてしまったらもう無理だ。僕はずっとうずくまって黙っていた。彼もしばらく何も言わずドライヤーをしていた。
ザリザリ
頭に経験したこと無い感覚が走った。
僕は驚いて何をされたのか確認した。
彼が手にもっていたのはパソコンのマウスみたいな形のものに短い毛が無数についてる。はじめて見るものだった。
「何ですかそれ?」
「あーこれ?櫛だよ。気持いいでしょ?」
言われてみればやらかい毛が頭皮を刺激してちょっと気持ちよかった。僕が軽くうなずくと彼はそれで僕の髪をといた。
「よし出来たよ。こっち向いて」
彼は僕の正面に回りこんできてそう言ってきた。僕は少しだけ顔を上げたが顔を見れなかったから胸の方を見ていた。
「うん。可愛いね。というか化粧しない方がいいんじゃないの?」
確かに会ったとき既にかなりとれてしまっていたかもしれないが、カラコンもしてたしありえないと思った。
「絶対それはないです。それに化粧しないとただの男じゃないですか」
「そんなこと無いと思うけど...それに男の子には男の子の可愛いさがあるんじゃないかな」
「別に男が好きな訳じゃないって言ってませんでしたっけ?」
「うーんそう思ってたんだけどさ...案外悪くないのかなーと思って」
ドサツ
そう言うと彼は僕を押し倒した。
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