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にゃんこ
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ツバキがいないので、チョコとミルクの世話はオレがしている。
昔、犬を飼っていたことがあるから、世話については、たいして問題もなかった。
2匹ともオレによく懐いているし、可愛い。
ツバキがいない寂しさを多少は紛らわせてくれている。
今日は仕事が休み。
朝から晴天だが、ゴロゴロしていた。
2匹もオレの腹の上でひっくり返ってくつろいでいる。
ツバキがいるときも、2匹は基本的にオレにくっついてくる。
体がでかいからか、体温が高めだからか。
ツバキは、それを見ていつも、可愛く拗ねていた。
そんな時は、特等席に招待して機嫌が治るように努めた。
日差しが気持ちよくて、眠ってしまったようだ。
夢のような現実のような、曖昧な感覚になる。
何やら話し声が聞こえる。
「こしゅじんは、いつかえるかにゃ。」
「ニカイドーは、すてられたにゃ。」
「ソクバクオトコは、きらわれるにゃ。」
腹の上がくすぐったい。
目を開けると2匹がオレの顔を覗き込んでいた。
ぼんやりする頭で、事態を理解しようとするが、何が起きているか分からない。
「あいかわらず、イケメンだにゃ。」
「ニカイドーは、かおとちんこは、イケてるにゃ。」
なんか、コイツら、喋ってないか?
「あ、おきたにゃ。」
「ごしゅじんにも、ぼくらのことバレてないから、しずかにするにゃ。」
「バレたら、おこられちゃうにゃ。」
「誰に怒られるだよ。」
「「にゃ!」」
「チョコとミルク、お前ら喋ってなかったか?」
「にゃん?」
「にゃにゃ?」
可愛く上目遣いで誤魔化してきた。
「オレのこと、イケメンって言ってただろ?」
「にゃー。」
「にゃーん。」
「猫みたいに鳴いて、誤魔化してるだろ?喋ってんのバレてるし。ツバキには内緒にしてやるから、喋ろうぜ?オレは、昔からそういうのに割と慣れてるほうだから。人が見えないものとか、普通に見えてたしな。祖母がそういうチカラのある人だったらしいが。」
「…。」
「…。」
2匹は、目で会話しているようだ。
「ぜったいないしょにするにゃ?」
「ニカイドーだけにゃよ?」
「お、おう。」
「ニカイドー、イケメンにゃ。」
「ニカイドー、すきにゃぁ。」
結局いつものように甘えてきた。
「ツバキがいなくて寂しいから、話し相手になってくれよ。」
2匹を撫でながら話しかける。
「いいにゃん。」
「なにしゃべるか?」
ゴロゴロ言いながら、ご機嫌に喋り出す。
「ニカイドーは、なんでこんなにイケメンにゃ?」
「ボクら、ニカイドーにメロメロにゃ。」
「ヒトメボレにゃ。」
「ボクだってそうにゃ。」
「ごしゅじんのことも、だいすきだけど、ニカイドーは、ネコをミリョウするニオイがするにゃ。」
「しょうじき、ムラムラするにゃ!」
「ちんこ出せ!」
「はぁ?!何言ってんだ?!」
「いつもごしゅじんばっかしかわいがってズルいにゃ。」
「おいっ。ミルク!チョコ!オレは、ツバキ以外とヤるつもりはねぇ!」
「つまんないオトコにゃ。」
「オトコじゃないにゃ。」
「これでもかにゃ?」
ミルクとチョコから不思議な煙のようなものが出てきたかと思うと、目の前には、真っ白な肌と髪のツバキと、褐色の肌に緑色の髪のツバキが表れた。
「ツバキ?」
「この見た目だったら、抱きたくなっちゃうでしょ?」
「声までツバキだと?」
「ほら、二階堂…いや、シンジさーん、抱いてぇ?」
両脚をはしたなく開き、エロい穴を見せつけてきた。
この部屋にいてはまずい。
早く出よう。
ハシっ!
両手をそれぞれのツバキにつかまれた。
「おい、離せ!」
「嫌にゃ!」
「観念するにゃ!」
2匹にズボンを下ろされる。
「お、おい…。」
「美味そうな匂いにゃぁ。」
「匂いだけで、孕みそうにゃ。」
下着の上から、ペニスに鼻を近付ける2匹。
「勃ってるにゃ。」
「浮気ちんこ出せにゃ。」
「…ツバキ以外とヤるつもりはない。フェラであってもだ。」
2匹の頭をガシッと掴み,ペニスから引き剥がす。
「「にゃっ!」」
全裸の2匹のために、オレのTシャツを無理矢理着せる。
「ニカイドーの匂いするにゃ。」
「彼シャツだにゃん。」
なぜか満足そうな2匹。
見ているだけなら、本当に癒ししかない。
白いツバキと黒いツバキが、ニャゴニャゴしているのだから。
しかし、ずっと会えずに、腐りそうになっていたオレへの拷問でもある。
さっきまでオレのペニスをよこせと騒いでいたヤツらとは思えないほど、おとなしい。
やはり猫は気まぐれだ。
「おい。お前ら,一体なんなんだ?」
少し距離を取りながら、話しかける。
ベッドに転がって、シャツの匂いを嗅いでいる2匹がこちらを見てきた。
「ニカイドーの知ってる言葉で説明すると、化け猫にゃ。」
「ついでに、神様みたいなもんにゃ。」
「…そうか。」
これは、夢でも見ているのだろう。
2匹と日向ぼっこをして、うとうとしていたのだから、まだ目が覚めていないのかもしれない。
「ちなみに、これは夢じゃないにゃ。」
「ニカイドーは、ボクらから選ばれたにゃ。」
「…心読めんのかよ。」
「そんくらいなら朝飯前だにゃん。」
「神様だもん。」
「ミルクとチョコ。」
「ん?」
「どうやったら、猫に戻るんだよ。」
「エッチしてくれたら、戻るにゃん。」
「可愛がってにゃ?」
可愛いツバキの顔で、2匹揃って上目遣い攻撃。
…見た目だけは天使だ。
だが、浮気を誘う悪魔ども。
「ミルクもチョコも大事な存在だが、セックスはしない。オレは、ツバキ以外を抱かない。悪いな。」
「一途すぎだにゃ。」
「つまらん男だにゃ。」
「インポだにゃ。」
「ふにゃちん野郎だにゃ!」
絶対ツバキがしないであろう顔で、ベーッ!としてきた。
思わず萌えてしまった自分が憎い。
「仕方ないにゃ。ミルクとイチャイチャするもん。」
「にゃん。」
チョコが、ミルクにキスをした。
ツバキ同士でキスだと?!
可愛すぎるんだが。
チョコが、ミルクのTシャツを捲り,乳首を舐め始めた。
「チョコ…おっぱい気持ちいいにゃぁ。」
「ちっぱい美味しいにゃよ?」
「もっとチュパチュパしてぇ?」
両手で乳首を可愛がりながら、フェラを始めた。
「にゃー。そっちじゃないにゃぁ。おっぱい、チュパチュパしてほしいのにぃ。」
「腰揺れてるにゃ。」
「イッちゃう!」
「ミルクのミルク、美味しいにゃ。ボクもイきたいにゃ。おまんこ貸すにゃ。」
「うん。いいよぅ?」
くぱぁとまんこを広げて、チョコの可愛いペニスを受け入れるミルク。
「んんっ。入ってくるにゃー。気持ちいい…。」
「ボクも、ふわふわまんこ、気持ちいいにゃ。」
「中出ししてにゃ?」
「もちろんだにゃん。」
キスをしながら、腰を打ち付けるチョコ。
ぎこちない動きだが、オスらしい空気に圧倒される。
メス顔で蕩けるミルクも可愛い。
「イッちゃうにゃ!」
へこへこと腰を振りながら涙目になるチョコが叫ぶ。
「うん!ボクも!」
両脚をチョコに絡み付け、2匹は一つになったまま、達してしまった。
なんで光景だ。
下着の中はドロドロだ。
イッてはいないが、イきそうになった。
ツバキ同士のセックスを見てしまったのだから。
欲求不満のオレには、キツすぎる。
ふらふらと、寝室を抜けて、風呂場へ向かう。
下着を洗いたいし、頭から水でもかぶりたい。
あのエロ猫ども。
残りの日数どう過ごすつもりだ。
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