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「、ぅ、それ、は、オッサン、がぁッ!?♡」
「俺が何?」
「んぅッ♡」
前立腺を押し潰しながら聞く。
「弟がこんなに簡単に他の人ともセックスしちゃうって知ったら、お兄さんどう思うんだろうな?」
「ぇ…、ゃ、ちがうッ、おれ、兄ちゃんのために…」
「それでも、嫌なのにこんなに気持ちよくなるなんて変態だろ?」
「ーーーーー、ッもう、離せよ!さわんな…、っ」
「まーたそんな言い方すんのな…智哉くんってクールな子だって聞いてたけど、全然そんなことないよな」
弱点の、乳首をぎゅーっと引っ張る。
「ぁ、…ぐッ、」
智哉は悔しげに唇を噛み、俺を鋭い眼差しで見つめてきた。
…そろそろ、終わらせたい。
「こっから出られる方法教えてやろっか」
「!!」
「…心の底から俺におねだりして、俺とのセックスで体も心も気持ちよくなること」
…端折った部分はあるけど、間違ってはいないだろう。
「…………は、一番最初にねだったじゃん、言ったよ、俺」
冷めた目で、言外に条件をクリアしてることを匂わせる。いくらでも追い詰めてきそうな顔だった。
あんなアンアン言ってたのに、変わりようがすげぇ。
「あれは俺が言わせただけで、智哉くんの本心じゃないよな」
「っ…、兄ちゃん以外の、ほしいなんて、思うわけ無いだろ」
俯いて、声が尻窄みになっていく。
「それならそれでいい。ずーっとここにいるだけだから」
これも嘘じゃない。多分。
「……………」
「な」
智哉が何か提案をしてくれるのか、それとも殴りかかってくるか、どんな反応を返してくれるのかを期待する。
「……………最初みたいに、俺の目…隠して、…ください」
「…ん?」
最初、何を言ってるのか理解が出来なかった。
けれど、効率重視で、頭の良い弟が考えたのだから、きっと一番の近道なのだろう。
きゅっと目隠しを外れないように強く結ぶ。
「これでいい?」
「…」
小さく首を縦に振ったのを見て、押し倒す。
「ッ…、」
智哉が覚悟したように深呼吸して、ベッドにうつ伏せになる。
確か最初の紙には、『智哉が俺を俺だと認識せずに犯されること』って書かれていて、二枚目に見つけた紙には、…『智哉が快楽落ちすること』『もっとして、とねだること』って書かれてたよな。
それじゃあ、智哉が相手を俺だと思ってヤッたら出られなくないか?
でも、もうすでに認識はしてるんだよな。オッサンだって。その上で智哉が自己暗示をかけるようなものだからオッケーなんかな。
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