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18歳以上ですか?
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「てめーら、遅いぞ、この歳にもなって集まるのに6分かかりましたとか言われたいのか?
ちっさっそく始めるぞ」
先生は俺たちが遅れてきたのに怒った後手に持っていたボタンを押した
ガンッといった後地面が2つに割れた後わら人形のようなものが出てきた
すごく大きい
「なんだこりゃーでっけぇーな...」
「これは能力測定装置通称のーちくんだ」
「のーちくん....?」
みんな笑っていいのかどうかわからずにぽかーんとのーちくんを見つめている
また可愛い名前だな...
「のーちくんwwwそりゃー爆笑もんだぜwwwで、そののーちくんはなにができるんだ??」
「名前の通り能力を測定する道具だ。
1人ずつのーちくんに全力の魔法で攻撃してもらう。
のーちくんは1人の魔法では絶対に壊れない
この魔法学校の教員でも傷すらつけることができない
過去1人だけ壊した奴がいるがそいつは
今軍隊の最高軍ラウムに所属している」
ラウムか、そりゃすごい
「ラウム?!ラウムってあの?!選ばれしものの中でも選ばれた最強の5人...」
「そうだ、だから心配はいらない。思う存分ぶつけてくれ。
じゃあ番号順でやるか、1番の相崎出てこい」
相崎はびくっとした後恐る恐るのーちくんの前に立った
あいつは確かゾルダードだったか...?
アンフェガーの一つ上の部類だ
「さぁどうぞ、どんな魔法でもいいから一撃打ち込め、全力でな
そうそう、言ってなかったがこのオリエンテーションの結果も成績に入る。
そのつもりで取り組め。
この学校で成績は何よりも大事なことくらいわかってるだろ?」
相崎はまたびくっとして構えた。
緊張がこっちにも伝わってくる。
相崎は両手を前に伸ばしのーちくんに狙いを定めた
「いきます...はぁっ!」
掛け声と同時に相崎の両手から水が出る
結構な威力があり太い木ならおることが可能だろう。
相崎が打ち終わるとぱちぱちと先生が拍手した
「ゾルダードにしてはやるじゃねーか、結果は67だ。
1番最初だから基準になるだろうな」
その言葉に相崎はまだびくっとしてお辞儀をすると足早に自分のもといた場所へ戻っていった
67って強い方なのか弱い方なのかわからんな
ただ相崎のあの魔法で67ってことは100点満点でないことは事実だな
「じゃあ次は2番の和泉立て」
着々と順番が進んでいく
平均60~70と言ったところだった
今までの最高が篠田の180だ
篠田はカピテーンだからな、すごい迫力のある風魔法だった
風が二本の剣になって攻撃した後狼に変化し攻撃
風魔法ならではのすごい速さだった
「次28番の内藤立て」
内藤はアンフェガー、みんなは興味がないようで周りと話す
「今のところ1番凄かったのはやっぱ篠田だよなぁ」
「それな、早すぎて何が起こってるかさっぱり分かんなかったよな
俺らはビズだけどもっと練習しないと...」
「風魔法ってかっこいいよなぁすごい早いし、あの速さに追いつくには相当強くならないといけないよ...」
友達がいない俺はそんな会話を盗み聞きするくらいしか出来なかった
内藤は草魔法で鞭のようなものを作り攻撃をしていた
威力的には全然だが回数を重ねれば細い木くらい折れるだろう
アンフェガーはこんなものか
「内藤34、次29番夏早立て」
「やーと俺の番っすかー待ちくたびれましたよー
楽しかったの篠田の風魔法くらいじゃん
最後の狼かっこよかったぜぇ」
「な、夏早様あの魔法が目で追えたのですか?」
「なんだ篠田、お前俺のことなめてんの??
あれなら追えるぜ?なー?海斗ー」
いつものように肩を組み話しかける
さっきの件もあるのにすごいな
「ほんとすごく早くて素敵だった。でも他のみんなのもそれぞれ個性があってすごくよかったね!」
花宮はうなずいたあとにこにこして言った
「お褒めに預かり光栄です...!」
「篠田くん、そんなにかしこまらなくても...!
普通に接してくれると嬉しいんだけどな...?」
「いえいえ!スタルステのお二人には敬意を払わないと...」
「いいじゃねぇか海斗、実際俺たちの方が強いんだしよぉ」
「おい、夏早早く出てこい」
「おっと、海斗ちゃんとみとけよー?お前の親友の強さをさ」
そういうとゆっくりと立ちのーちくんの前に立った
夏早の人を下に見るような態度に不満を持つものは多く、
影でこそこそ私たちの方が強いのではないか、実際あんまり強くないんじゃないかなど口だけ疑惑が出ていた
俺もスタルステの強さはどれくらいなのか気になっていた
「じゃあいきますねーふー.....はぁっ!!」
一度呼吸を落ち着かせてから掛け声と同時に魔法を使った
『ドダンッ』
「す、すげー...」
今の一撃で夏早の口だけ疑惑は晴れただろう
隕石のような炎だった
火炎放射器なんてままならないすごい威力の炎
のーちくんに当たったあと炎が3つの竜に分かれ攻撃
最後に3つが集まり大きな竜となって攻撃
俺たちは結構離れたところで見ていたが足元の草が焦げて黒くなっている
「ふっどーよ??海斗感動した??」
「うん...すごいね光くん...びっくりしたよ...」
「すごい結果が出たぞ...425だ...
この数値は久々に見たな...」
確かにすごい魔法だったな...
炎魔法にあんな使い方があるとは
スタルステはこんな感じか
「すごいです...夏早様、感動しました...!」
「お前は確かビズの...」
「はいっ名取です...!次が俺の番なんですけどあんなすごい魔法見せられると気が引けてしまいます...」
「ははっどう頑張ったって今からの努力じゃ俺には勝てねーんだから気張んなよ」
「は、はいっ頑張ります...!」
「次30番の名取立て」
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