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診察2
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起きると自分のベッドに寝かされていた
腕には点滴と輸血がされていた
口には酸素マスクがされていた
誠二は横で眠っていて俺の手を握り締めたままだった
「せ・・・・・じ・・・」
声が掠れてうまく出せなかったから誠二の手を握った
「龍弥、起きたか
痛かったよな、良く頑張ったな
待ってろ、先生呼んでくるから」
そう言って誠二は先生を呼びに行った
先生を連れて戻ってくると点滴を何やら調節をしていた
「龍弥さん、中の縫ったところを見させてもらいますね
脚、動かしますね
中を診るために器具を入れますよ」
俺の下半身には下着とズボンは無く、オムツがされていた
尿道には管がされていた
「痛いですけど耐えてくださいね
開きますよ」
先生はゆっくりと俺が痛がらないように器具を開いた
「オムツにも血液がついていてまだ少し中の方からも出血があるようですが大丈夫ですよ
中で溜まっていた血液もあるのでそれもゆっくりと出てきますから
当分は下半身に力が入らないと思います、治ってからリハビリをしましょう」
俺は頷いた
その後、先生は俺のオムツを変えてから出て行った
それからは点滴と輸血の交換で俺のとこに来た
3日くらいで輸血は終わった
それからは東雲が点滴を交換していた
抗生物質の点滴も始まった
約1カ月で点滴も終わり、尿道にされた管も取ってもらえた
当分は俺の下着にはナプキンを付けることを言い渡された
そしてリハビリが一番つらかった
毎日東雲とリハビリの先生が付き添ってくれて歩く練習をした
やっと立ち上がることが出来ても前に進もうとすれば倒れてしまう
歩くことがこんなに大変だったとは知らなかった
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