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My Friend!!
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「桜井君ちょっと騒がしいよ………」
「んーそうかー?悪い悪い!なるべく声おさえるわ!」
恐る恐る注意をしたけれど気分を害した様子はない。こういうあっけらかんなところも彼の魅力なんだろう。
あははと笑いながら後頭部に手を添える桜井君に、苦笑いを向ける。
「てかもう弁当食べてるの?まだ学校始まってすらないんだけど」
「いやー腹が減って減って仕方ねえんだよな最近!成長期かな!」
「朝ごはん食べてこなかったの?」
一日のエネルギーを補給する朝食を抜いてきたらこの傍若無人なまでの食欲は説明がつくかもしれない。
いや、朝一にむつこい唐揚げを流しこめるのは桜井君だけかも。
「いんや?でもちょっとしか食べてこなかったんだよなー用意されてる分が少なくてさー」
「へえーどれぐらいだったの?」
「まず丼に白飯だろー後はウインナー20本と卵焼き5個とみそ汁2杯とサラダが3皿だけだったんだよーしかもお代り5杯までなんだぜ!?足りるわけねえよなー!量も足りねえし時間も足りねーって!」
「桜井君の家の食費ってどれだけ凄まじいの!?」
いつか地球を丸のみしそうな勢いで発展していく桜井君の胃袋にやや恐怖を覚えてきたよ!
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