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「やー? わりと普通だけどな。浅原くん背ぇ高いよね。かっこいー」
「………………」
「……………あはー。え、なに?」
「………………あのさあ、深谷くんってもしかして、」
「あ、あ。そうなの俺こんなでも一応170は越えてっからね? そんなチビでもないぜ?」
「じゃなくてさあ、」
暗い気持ちになっていく。いいやもう、嫌われてんなら。なんでそんなビビってんの? なんでそんな避けんの?
言いたいことはあったのに、普通に話したかっただけなのに、自暴自棄。
ヤりたいことヤって終わろう。どうでもいいや、こんな奴。
「え? じゃなくて? あ、そういやハイキングの話ってどうなっ」
「深谷くん」
「はいっ………」
声落として。シー、と唇に手をあてて、伝える。余計に深谷はテンパった。硬直してる。
ていうかもう、そういう反応じたいも可愛いよー。あー。ちんこ勃つ。
「あのー……深谷くんてさ、目ぇ悪い?」
近づいて、その頬に触れる。なんでこいつ顔真っ赤にしてんの。あれ、ちょっとは脈ある?
「え、え?」
「や……たまに目付き怖いから。もしかして、そうなのかなって思って」
「っ………………………あ、え、わかんな、そうかな?」
うろたえてる。か細い声は震えてる。ヤバい。可愛い。なにこの生き物。本当に大学生? 可愛い。
「違うの?」
「や、やー? どうだろ、そうかも、あははっ」
適当に返されて、ちょっとイラつくし、でもやっぱ可愛いとも思ってしまう。
「っん………」
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