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片付け
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帳が誘拐され、行為が始まってから約9時間、彼が意識を飛ばしたことでそれは終わりを告げた。
帳のモノの中に入っているものはまだ抜かれておらず、ちょろちょろと間からは汁が垂れている。
ずるっと奏はソコから自分のモノを抜き、ズボンを履いて部屋を出た。そして直ぐにもうひとりの男性も部屋を出て、部屋にいるのは意識を失っている帳のみになった。
ゆっくりと目を開ける。
「俺はまた、何も出来ねぇんだな…」
掠れた声でそう呟く。彼は帳ではない。帳の中に住まう全く違う人物。この体の主は半日ずっと喘ぎっぱなしで体力を奪われ、目を覚まさない。
「……コイツの力になれればいいのに…」
普段は横暴で、口調の悪い彼だが、一番帳の身のことをあんじている。しかし、帳が苦しんでいる時、悩んでいる時、1人で抱え込んでいる時、彼は勇気づけることも、慰めることも、相談に乗ることもできない。
ただ、表に出たくない時、入れ替わるだけ。ただそれだけの存在。しかし自我がある限り、それだけなどあまりにも苦痛だ。
チッ
小さく舌打ちをした直後、ドアが開かれる。
マズいと思い、彼は中に隠れた。
「さむっ…てかこの子、こんな寒い中で裸って……風邪ひくぜこんなの…奏様もタオルくらいかけてあげたらいいのに」
「無理だろ、この部屋は元々拷問部屋なんだから。1番遠い癖にセキュリティ1番あるし。タオルなんて持って来れないよ」
「そりゃそーか」
2人の男性がそう話しながら入ってくる。
そして帳の体の中にある奏の精液を指を使って掻き出す。
「んッ、ふぁ……」
「ちょーっと我慢してよー」
「掃除でイってこの子凄いね。1回でこんなになる?」
「奏様のやり方すっごい鬼畜だもん。なる人はなるっしょ」
あははっと笑う2人は姫崎組の構成員であり、こんな風にヤられた人たちの後片付けを任されている。
一通り掃除を終え、奏に言われた通り、帳のナカにローターを8つ入れ、テープで蓋をしてスイッチを入れた。
「ごめんねぇ〜…」
最後にそう言って2人は出ていった。
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