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俊凌 ※凌くんが病弱設定です (シリアスバージョン)
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俊side
さっき、にぃちゃんの部屋に行った時、にぃちゃん、すごい顔色が悪かった。
まるで、もうすぐ死ぬことを物語っているかのように
なんで俺は、こんな時に何も言えないんだろう。
なんでにぃちゃんのそばに寄り添ってあげられないんだろう。
もうすぐにぃちゃんが死ぬかもしれないのに
俺は何をやってるんだろう
にぃちゃんは、やっぱり、俺に言わないつもりなんだ。
俺に知られたらめんどくさいから?うざいから?
それとも、もっと別に理由がある?
そんなの知ったことか。
たとえどんな理由があろうと、にぃちゃんの中で、俺がにぃちゃんの病気を知らない存在のまま、にぃちゃんが死んでいくのは、何があったって、ダメな気がする。
兄弟なら、ちゃんと向き合って、話して、最期までそばにいてあげるべきだと思う。
向こうから話す気がないんだったら
俺がにぃちゃんの心をこじ開けて、話させてやるんだ。
だって俺は、紛れもない
にぃちゃんの、たった1人の弟だから。
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