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18 待ち時間 透side
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昼食ができるまでの間、奏くんと過ごすことになった。
何もしないと言った途端固まった。
何もしないっていうのがこの子にとっては異常なんだろうな…
「奏くん、ハグしようか、」
体をこわばらせながらも向き合って体を寄せてくれた。
ソファーに座り、奏くんを膝の上に乗せて抱きしめる。
向き合って引っ付いてはいるが必要以上に体に力が入っている。
やっぱり斗真のようにはリラックスさせられないか、
背中を優しくトントンすると少しずつ体の力が抜けてきた。
眠たいのかぼーっとしている。
病室での奏くんとの会話を思い返す。
斗真のこと良い人だと思ってるけど、捨てられるって思ってるのか…
まずは捨てられないってことを伝えないとな…
普通に伝えて奏くんが納得するかな、
あの感じだと自分は必要とされてないって思い込んでるんだろうな…
奏くんがいる場では話せないし、斗真には今夜 電話で伝えるか、
奏くんが今1番信用しているのは斗真だ、斗真から言われた方が奏くんに響くだろう。
「できたぞ〜」
「おお!!美味そ〜!」
うとうとしていた奏くんも体を起こして斗真を見つめる。
「お待たせ、奏くんは俺と一緒に食べようか。」
斗真がおいでと手を広げると頷いて斗真に抱きついた。
改めて1日でこんなに懐くってすごいな、
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