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「ところでアルマ、こいつどうする?」
こいつ、実の兄から売られてウォースに女1人だっていうのに、何でこんなにも冷静なんだ?
貴族のお嬢ちゃんなら騒ぎ立てたりするものかと思ったが、、、
…最初は金になるかと思って連れてきたが、気が変わった。
こいつは使えるかもしれない。
「…リューシ、お前、帰るところないのか?」
「ああ、今さら帰ったところで兄上に殺されるだろう。」
「…じゃあ、俺たちと組むか?」
「えっ」
「えっ」
リューシとクルトの声が被る。
「ちょっと、アルマ、こんなよく分からない貴族のお嬢ちゃん連れていくのか?」
「ゲイルは俺たちを探す時に2人組の子供って説明するだろうから、3人の方が見つかりにくい。」
「いや、でも食料も増えるし、絶対足手まといになるぜ?」
「そうだな。そこは俺が何とかする。、、で、お前はどうしたい?お前の見た目だったら、ここにいたってどうせ娼婦になる道しかねえと思うが?」
女は少し考えるようなそぶりを見せる。
「…わかった。お前たちと組もう。ただ…」
「ただ?」
「さっきから話を聞いているとお前たちは少し勘違いをしているようだ。」
「何だと?」
「私は女ではない。れっきとした男だ。」
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