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「カルテアでは行くあてがあるのか?」
「ない。でも金はあるからどこか住むところを見つけるさ。お前は?」
「私の叔父がカルテアにいる。匿ってくれるか訪ねてみようと思う。」
「それって、、、」
「ああ。賭けだ。」
確かにこいつを追い出した兄が叔父を囲ってる可能性もある。
それにそもそもこいつはカルテアに運ばれようとしていた。
必ずカルテアに敵がいる。
こいつ、リューシは、どこに行っても敵だらけだ。
「もし、無理そうだったら俺たちと来てもいいぞ。」
クルトがリューシに気を許してきている。
前はあんなに一緒に行くことを嫌がっていたのに。
何でか分からないが、リューシには人を惹きつける力があるようだ。
「ああ、助かる。ありがとう。」
リューシがにっこりと笑い、クルトがすこし赤くなった。
「今日の獲物を持ってきた。」
あと、2日だ。あと少しでここから逃げられる。
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