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強制雑用
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菅原と途中まで一緒に帰り、俺は職員室へと向かった。
今は扉の前にいるが……正直ろくな話ではないだろうから帰りたい………。
望月「そこでなにしてんの」
そうして数分の間に考え込んでいると後ろから声をかけられた。
「あ?………うげ…」
後ろを振り返るとどこぞの女王様のように偉そうに
仁王立ちする望月がいた。
望月「何その反応……失礼だね、あと邪魔」
「はぁ??」
望月「ようがないならそこどきなよ」
「………俺も用事あるんだよ」
確かに邪魔だったかも知れないが言い方を気つけろや…少しムッとして素っ気なく返事をする。
望月「ならさっさと入りなよ」
「………」
そうしたいのは、やまやまなんだけどなぁ…
望月「………埒があかない…どいて…」
「うわっ」
ゴリラめ…
………何も突き飛ばすことないだろ…
望月「失礼します、戸坂先生はいらっしゃいますか?」
俺を突き飛ばした女王ゴリラは職員室の扉を開けて先生を呼んでいた。
戸坂って誰だろ?
担任「お〜お前らよく来たなぁ〜」
そう思っていると担任がこちらにやってきた。
担任「運がいいぞ〜」
………あ〜なるほど…戸坂って担任のことか…
多分入学式とかで挨拶してるだろけど…
すっぽかしたからな…。
それにしても運が良いとはどういうことだろうか?
望月「どういうことでしょうか?」
俺が疑問に思っていると先に望月が聞いてくれた。
担任「お前らには歓迎会が終わるまで生徒会の仕事の雑用をしてもらう!」
「?」
いやいや突飛すぎだろ…
担任「いやぁここだけの話なんだけどな…実はさ副会長がな…病欠で今休んでるんだよ…丁度忙しい時期だからな人手が足りなくてだなぁ〜」
望月「それでどうして僕たちなんですか?」
担任「望月はな会計の指名だな!お前ら知り合いだったんだな〜先生知らなかったわ〜」
望月「………」
「あの俺は?」
担任「お前は居眠りしてばっかりだからなその罰だ」
「………」
うぐ…心に突き刺さる言葉だぁ
担任「授業免除されるからサボれるぞ〜」
「わ〜い!!やらせていてだきまーす!!」
授業でなくていいとかラッキーかよ〜!!
担任「よしよし!頑張れよ〜!生徒会にはもう連絡してるから
今から行ってこ〜い」
「今からっ??」
担任「あ〜そうだぞ〜」
「…………なんと…」
まんまと担任の口車に乗せられた俺は
望月と一緒に生徒会まで行く羽目になってしまった。
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