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レイ様 16
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「今日の話なんだが、これはどう思う?新しい商品として出そうと思ってるんだけど…」
シュウは、苺と、みかんで悩んでいた。
どうやら、子供向けの飲み物らしい。
「ん〜、それなら混ぜれば?」
「それさ、混ざったら、美味しさ分からなくない?」
「ミックスジュースなら、あるよ。」
「よし。」
シュウと俺は、レオを探す。
近くにいない。
あ、レオがいた。
「レオ、何してるんだ?」
「え?喉渇いたので、飲み物の準備してました。どうかされました?」
「レオの意見を聞こうかと思って。それ、終わったら膝に座ってくれ。」
「はい。分かりました。すぐに。」
レオは、コーヒーを入れてくれていた。
テーブルに、3つ並べると俺の膝に座る。
足を組むレオ。かっこいい。
「で、話を聞かせて下さい。」
「苺とみかんで迷っていて。私的には、苺だけど。他の意見とか聞いてみたくて。」
「そうでしたか。そうですね、みかんは意外に出回っていますので、苺でどうでしょ。子供は喜びますよ?」
「ん、じゃあ苺にしようかな。レオ、貴重な意見ありがとう。」
「いえ、私は、レイ様とご一緒なら。」
レオは、俺の方を見てくる。
肩に手をやり抱きしめるように、シュウに見せつける。
レオは、何考えているんだか。
「なぁ、レイ付き合ってる?」
「いや、ん〜。執事兼恋人。って所かな?」
「それ、付き合ってるって言うんだぞ。なぁ、離れて俺にしない?お金あるし、いっぱい愛するよー。」
「あー、気持ちは嬉しいんですが、私愛されるのダメなんで。ちなみに、私は愛する方です。」
「つれないな、レイには愛されてんだろ?」
「そうですね、レイ様限定ですね。」
「見せつけるな〜。羨ましい。」
レオは、サラリと恥ずかしい事を言ってしまう。
俺限定か。嬉しいが、恥ずかしい。
嘘はつかないレオだから、本心だろう。
今日の、レオは、何か変だ。
何故シュウに見せつけるのだろう。
「レイ様、コーヒーです。どうぞ。」
「ありがとう。」
俺に渡してくれる。レイの入れたコーヒーに、ハマってからそれしか飲めない。
「これで、話は終わりだ。ありがとう。」
「じゃあ、帰る。シュウまた、」
「シュウ様、またお会いしましょう。」
「あぁ、またな。2人共。」
レオ運転の車に、乗り家に向かう。
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