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捕まる
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香織
誰も居ない中庭に来ちゃった…
「まずは落ち着こう…」
僕が1人で居たら何処からか声を掛けられた
「こんな所で会うなんて奇遇だな香織」
「え…嘘…」
「何か嘘なんだ」
「えっと…僕これで失礼します!」
僕は慌ててその場を離れようとしただけど…
ガチ
「何処行くんだ まさか昨日みたいに俺から逃げるつもりじゃあ無いよな?」
「えっと…僕は」
怖くてやっと泣き止んだのにまた涙が出て来てしまった そうしたらいきなり眼鏡を取られ前髪をあげられた
ガチャ
「え…わっ!」
「泣き顔も良いな」
男の人は僕の前髪をあげて顎を掴んであげさせられる
「やっ!離して」
「慌てた顔も良いな」
男の人が僕の顎を掴んだまま僕に微笑み掛けた
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