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新歓8
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-玲翔side-
新入生歓迎会という恋の戦に胸を高鳴らせる生徒達は講堂に集められていた。
生徒会からルール説明を受けた後すぐに始まるそうだ。
ふと、疑問が生まれたので直哉に聞いてみることにした。
「なぁ、生徒会って大丈夫なのか?会計以外仕事してないんだろ?ちゃんと回ってるのか?」
直哉は驚いた顔をしていた。
「な、なな…」
「ん?どうしたんだ?」
「何で玲翔がそんなこと知ってんだ?!全く興味無いのかと思ってた!!」
俺を何だと思ってんだコイツは。
転校生君が来てしばらく経ってから、親衛隊の奴らが口々に言い出したのだから、興味が無くても勝手に耳に入る。
それに………あの会計のキスマ事件で明らかになったしな。
「興味は無いが気になっただけだ。生徒会は大丈夫なのか?」
「あぁ今のところ大丈夫そうだよ。あと、俺の勘だけど会長は仕事してると思うよ。寮に持って帰ってやってるんじゃない?」
「学校でやってねぇんだったらサボってんのと一緒だと思うんだけど?それに、大体お前の勘って信じていいのか?」
「おう!俺の勘は外れたことがねぇから信じていいと思う」
スゲェ自信だな…にしても勘が当たるって良いよなー、俺の勘は全く当たらんぞ?
なんでだろ〜♪︎ なんでだろ〜♪
…ン"ン"、今日は何だか頭がイカれているようだ…
あ、いつもの事か…
「よっ!玲!」
そう言って俺の肩を軽く叩いたのは龍だった。どうやら立花&水野ダブルスも一緒らしい。
「おはよー!今日は食堂無料券のために頑張ろーぜ」
「頑張れ、俺は鬼側だから散歩でもしとくよ…」
立花は逃げ切るつもりみたいだ。立花なら余裕だろ。
だって、50m4秒で走れるもんな…
これ…世界記録保持者説あるぞ?もうそれでよくね?
一方、水野は鬼側でやる気はあまり無いらしい。
「おはよ、3人とも。もうすぐ説明始まるってさ」
「おうおう、早く座ろーぜ」
俺達が席に座るとすぐに会計による説明が始まった。生徒会役員全員を舞台に上げることには成功したみたいだ。会長以外の役員達は不服そうに椅子に座っている。会計が苦労していることを知らないのか…それとも知っていて、わざと癪に障るような態度をとっているのか…
どちらにしろ会計が可哀想なことには変わりないなー
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