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その頃会長は
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生徒会室で1人になると、なんとも言えないやるせなさが押し寄せてきた。
今日は散々な日だった。やっと夏休みが終わって夏樹と会えると思ったらその弟に好き勝手体を弄られたんだから。
人の腸でメントスコーラや縄跳びなんて同じ人間がやっていいことじゃないだろう。
とにかく冷たい水を流し込まれた胃が痛い。
水が入っちゃいけない場所に入っていくのが分かり生理的な吐き気に襲われて胸の下に力を入れた瞬間、口を抑えられて別の場所から排出する羽目になった。
何から何まで最悪だ。
中に入っているものはとりあえず排出できたからもう苦しくはなくなったが、とにかくお腹が冷える。
当たり前だよな。中にあるべきものが外に出てるんだから。
こんな状態でも人間って普通に生きてるんだな、と感心せずにはいられない。
冬樹にズルズルと抜かれていったピンク色の管は生徒会室の床に無造作に積まれていた。
扉が開かれ、入ってきた救急隊員が息を呑んでいるのが伝わる。
(頭がぐらぐらする…)
意識はそこで途切れた。
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