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生徒会長選8〜北上視点〜
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「今………………何て………?」
僕は思わず聞き返した。
もしかしたら僕の聞き違いかもしれないと思ったから。
だって…好きな人って……………?
望月君は呆れたように笑って
「俺の好きな人も生徒会長してたんだ。その人のこともっとわかりたくて、俺も生徒会長になりたいと思っただけ。だから特に生徒会長になってからしたいこととかは、まだないんだ。」
って言った。
望月君、好きな人いたんだ………
何だか意外………………
ん………?
あれ?彼女いたよね…?
んんんんんん?オカシイナー
えっと、んーと、返事……
「望月君って……………すぐに彼女変わるから好きな人とかいないと思ってた」
望月君は困ったように笑った。
「彼女達のこと好きになろうと頑張ってはきたんだけどねー…」
望月君は珍しく言葉を途中でとめた。
今の言葉だって、思わず口から出てしまったのだろう。
続きなんて聞かなくても 僕にでもわかる。
それにしても、何でそんなに好きなのに告白しないんだろう。
僕ならともかく、望月君なら絶対にOKしてらえるんじゃないかな?
僕の頭の中はもうぐるぐるだ。
「俺…帰るわ…」
望月君はそう言って足早に教室を出て行った。
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