アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
生徒会役員4
-
圭吾がスカウトに行ってくれたおかげで、全メンバーが揃った。
さすが、と言ったところか 圭吾の連れて来たヤツらは俺の連れてこようと思ってたのと同じヤツらだった。
そして今から初顔合わせである。
「じゃあさっそくだけど自己紹介してもらえるかな?俺は生徒会長の望月慎也、よろしくね。」
笑顔でそう言うと、片方の子が赤くなった。
あれ?この子見たことあるかも……?
俺は頑張って記憶を引っ張りだす。
誰だっけ………………………
…………あ…………
部活の時に女の子達にまじって俺の事見てる子じゃん……………
名簿の写真じゃわからなかった、写真だとどっちかっていうとクールな感じだったし。
俺が思わずその子をマジマジと見つめてしまったのがいけなかったのか、その子は俯いて更に真っ赤になった。
そして俯いたまま、
「書記の………蕪木亮太です……。ぼ、僕に出来ることなんてあんまり無いですけどっ、望月会長のお役にたてるよう頑張りますっ!!」
と言った。
俺が
「よろしくね、亮太くん。」
って言っただけで茹でダコみたいになってるし、変な汗かいてるし…………
純粋に向けられる好意がなんだかなあ……………。
これだったら女の子入れた方がマシだったかも。と少し後悔した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 84