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やつの想い3〜北上視点〜
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授業が全部終わって終礼が終わると女の子たちに囲まれる。
僕が女の子にモテるようになったとかいう訳ではない。
「奏くん!望月くん今日休みなの?」
うん、こういうこと。望月君のことばっかり聞かれるの!!!
生徒会入ってから毎日囲まれて困ってるんだよねえ……
別に僕仲良くないし!!!
あ、でもここの所なんだかしんどそうだったなあ。
「わかんない、坂本君に聞きなよ。」
今の言い方キツかったかな?
でも知らないものは仕方ないじゃん!
「えー、やだ〜坂本君怖いんだもん!」
「えーじゃないの!僕だって仲良い訳じゃないのに………」
まだちょっと怖いし…………
「センパイーーー」
あれ?
今の声どこかで聞いたことあるような……
「北上センパイーーーどこッスかー?」
この喋り方は…天谷君か……
しかも僕のこと呼んでる…………
僕に何の用だろ?
天谷君っていつもニコニコしてるけど、正直何考えてるのか全然わかんないし、不思議な感じ。
「あっ、いたいた〜!北上センパーイ!今日会長いないから早く来てください!」
「あっ、もうこんな時間…ごめんね…?」
みんな話長過ぎだよね、大した内容も無いくせに。
あーーー浩也さんと話したい!!!!
「大丈夫ッスよ!!」
うわーーーー、イケメン特有のキラースマイルだーーー。ずるい!イケメンずるい!
「天谷君だ〜♡」
「やだー!イケメン♡」
女子たちが一瞬にして天谷君の虜に!!
「ふふ、センパイ達はみーんな可愛いッスよ〜」
追加攻撃だと………?イケメンは容赦ないなあ、女子たちはもう何も言えないって感じ。
「じゃ、北上センパイ行きましょ?」
僕の耳元でそう囁く天谷君は色っぽくて、ほんとにイケメン爆ぜろって思うくらいカッコよかった。
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