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君と居た夏の日
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僕は 佐藤 波瑠 今年で高校一年生になる
僕は楽しみなことがある
やっぱり高校生は青春を謳歌しなくてはな
「おはよ〜」
「おはよー」
きょうから新しい日々が始まる僕には中学からの幼馴染みがいるそれは 佐賀 秋人 というやつだ
まぁ腐れ縁だな
「波瑠〜なんで一緒のクラスなのに全然話してくれないの ー?俺なんかしたー?」
「お前は存在自体がうるさいやつだからあまり関わりたくなかっただけだよ!」
本当はお前がイケメンだから女の子がお前ばかり見るからあまり一緒にいたくないんだよ!僕の楽しい学校生活が台無しになるじゃないか!
「酷くな〜い〜俺全然うるさくしたことないじゃん!
俺はいつも静かだよー」
「あ?お前が静かな時ってなかったと思うんだけど、おれ
の勘違いか?」
「そうに決まってるだろーが!」
キーンコーン♪
「それではホームルームを始めます」
あ〜ダルいなーなんでこんなつまらない話聞かないけないんだよ!聞くのめんどくさいから、このクラスの可愛い女の子探そーっと!どんな子がいるんだろう、あぁあそこの席の子めっちゃ目ん玉デカくて、口も小さくて、クリクリしてる〜めっちゃ可愛い!
絶対今日中に連絡先ゲットしてみせるぜ!
「ねぇねぇ僕同じクラスの 佐藤 波瑠 というんですけ
どもし良ければ、LINE交換しない?僕クラスの連絡係
なんだよね、だから連絡しやすいかと思って!ごめんね
嫌だったら別にいいから」
「いいよ、はいっ」
「ありがとう」
「あぁやっと学校終わった〜!疲れたよー」
「何独り言言ってんだよ、それで可愛い女子とは知り合え
たんかー?」
「うん!めっちゃ嬉しい!クラスの連絡係になって本当
良かったわー」
「マジかー、早いな」
「まぁねー」
「じゃあまた」
「えっ!?家隣なんだから一緒に帰ろうよ〜」
「えー、お前と一緒におると疲れるんだけど」
「まぁまぁそう言わずにー」
「じゃあなるべく静かにしてよ?」
「うん!」
「そういや、お前はさ、中学の時から彼女居なかったけど
好きな奴はいんのか?」
「うん、俺はずっとその人のことが好きなんだけど、全然
気づかないし、うまくいかないんだよね。」
「お前の容姿で落ちない奴はいないだろっいっその事告っ
てしまえば?」
「えっ?•••考えておくよ」
「うん、あっもう家見えてきたね、じゃあまた明日」
「また明日」
「ただいま〜」
「おそいわよ、早く、ご飯作って頂戴。今度遅かったら
容赦しないから」
「わかった」
なんで僕のお母さんはなんでもこうなんだろう?
いつからこんなんだったかな?もう覚えてないやっ。
これだけだったらいいけどたまに殴ってくるのは痛いから嫌だな
僕は彼女ができたら夜逃げするつもりなんだ
だってこんなお母さんのところにいたら別れさせられるから、まぁ好きな人も僕にはまだ一回もいたことがないんだけどね
チュンチュン♪
あーもう朝か、今日は雨だな憂鬱だ、今日も1日頑張らないとな
「おはようございます」
「•••••••••」
「行ってきます」
朝はご飯は絶対にないあるとしてもお母さんの分だけ、最初の頃はすごくお腹すいたけど慣れた、いつか僕が小さかったときのお母さんに戻ってくれる日を信じてやってきたけどそろそろ限界、早くあの家から出たい。
「おはよう」
「おはよう、昨日はよく眠れたか?顔が死んでんぞ!」
「うん、昨日はよく眠れたから大丈夫だよ、お前は僕がど
こか遠くに行ったらどうする?」
「探して捕まえてやんよ!w」
「あーそう」
予想してた言葉と違ってビックリした、どうせあいつのことだから、そんなこと起きないからどうでもいいと言うと思っとったからまじビックリした、ん?なんか一瞬ドクンと心臓の音が聞こえた気がする、まぁ気のせいか
次の日、僕は熱をひき家にいた、お母さんはどこかに出かけているらしく家にいない、すごく、ホッとした
でも、だるくて歩けない、まぁ寝よ〜
ぴーんポン♪
誰だろうでも動けないまぁそのうち帰るだろ
いつのまにか2時間過ぎてたらしく、眠る前のことを思い出した、誰だったのかな?まぁいいや
この時はまだなんとも思っていなかったのだ、あんなことになろうとは・・・
【秋人side】
波瑠が熱で休んだと聞いて家にきたけど、チャイムを鳴らしても出てこない、病院にでも行ってるのかな〜
その時、背後に誰かがいるのに気付いたと同時に、その人物が話しかけてきた。
『あのーどちら様ですか?』
『こんにちは、俺は秋人っていいます。 波瑠のお見舞いに来ました』
『すみませんが、今日はお帰りください。結構熱が高いので迷惑をかけますし』
『では、また後日に伺います』
なんなんだろあの人、怖そうな人だったな
【波瑠の母親side】
帰ってきたら全く知らないガキがいてうざかったから追い払ってけどあの野郎熱なんかひいてんのかよ、うつりたくないから数日ホテルにでも泊まるか、でも今日いたガキあの野郎の友達?だったら面白くなりそうだ、あの野郎の絶望した顔は面白いからな~あははははははは
僕は熱が下がり、久々の学校にちょっと浮かれていた、でも、学校に着くとそこには、教師と寝て成績をもらってるくせにとか、僕が男と寝て稼いでる変態とか机に書いてあって頭の中が真っ白になった。なんで?どうして?僕はそんなことしてないよ、なんで皆んなそんな顔で僕を見るの?どうして?
そんなところに秋人が登校してきた、僕の机を見て避けるかと思ったのに、僕を屋上まで連れ出した。そして秋人が言った
『大丈夫か?』
僕もどうしてこーなってるのかわからない、考えたくもない、大丈夫か?って聞かれたけど頭に入ってこない。
ふと、秋人の手が僕の顔に触れた、いつの間にか泣いてたみたいだ、あー教室に行きたくないな、明日もクラスメイトから、あんな顔で見られるのかな?あー、家でも学校でも僕の居場所はないのか。
いっそのこと死のうかな?あはは馬鹿馬鹿しい、そんなの怖くてできないのに。
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