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クラスにつくと教室は賑わっていた。
知っている人もいるけど知らない人のほうが多い。少し緊張して無意識に菜茅の袖を掴む。
「緊張しているの?灯はかわいいね」
袖を掴んだだけなのに僕の感情を読み取ってくれた。嬉しい。奈茅はすごい
席順を見るとやっぱり奈茅の後ろだった。
カワノとキヨミズだから席が近くなることが多いけど高校は前後だった。知らない人じゃなくて安心した
そう込めて奈茅を見る。
「灯が後ろでよかったよ。俺も安心だ」
お互い顔を見つめて笑い合う。
(楽しくなりそうだな…)
僕は意外と単純かもしれない。
「あれ!?川野じゃん!同じ高校なんだな!久しぶりー!」
大きい声にびっくりして振り向く。
どうやら奈茅の知り合いらしい。僕と違って奈茅には友達がいっぱいいる。
すごく楽しそうにしていたから僕はそっと離れた
(ついでにお手洗いにも行きたかったから式の前に行っておこうかな…)
僕は探検気分で教室を出た。
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