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変態イケメン:奈茅side
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皆さんはじめまして灯の良き理解者の奈茅です。
実は先ほど一目惚れをされたと告白をされたのです。運命の人だとも言われました。
灯曰く、変態イケメンだそうです。
笑っちゃいますよね、そんな所も可愛いです
俺が変態イケメンに告白されたとプンプンと怒っている灯を見ながら先ほどの出来事を思い出していました。
灯に背中を押されて、(逃げられて)変態イケメンに腕を引かれながら空き教室に連れてこられ、
そして────
「奈茅さん、一目惚れしました。付き合ってください!」
ガバッと頭を下げて手を差し出す変態イケメン。
「無理です。ごめんなさい」
俺もガバッと頭を下げて丁寧に断りました
「俺の運命の人なんです。それに俺に向かってウィンクしたじゃないですか…」
はて、ウィンクなどこの人にしただろうか?
「多分、気の所為だと思います。それになんで名前を知ってるんですか?」
「式のときに聞きました。名前を聞いたら更に心臓が痛くなって、っ…」
なるほど。この人は変質者ですね
俺はこの容姿なので昔から変質者に好かれます。
妙な納得をして変態イケメンから距離をとる
「運命の人だなんて…そんなにかっこいいんですから俺じゃなくても他の人がいるでしょうに」
あくまで優しく断ります。こういう人は刺激したら大変なんですよね
「か、かっこいい!?俺のことそんなふうに見てくれてるなんて、奈茅さんはずるいです…」
距離を詰めてくる変態イケメン。
(この人は馬鹿なのか…。)
「あの、とりあえず名前を教えてください。俺だけ知らないのも失礼なので。」
「そうですよね!1年C組の片山 葉一です!!ちなみに内部生です。」
葉一、一応頭に入れておきましょう。
「葉一さん、運命の人なんて本当に勘違いですよ。もう少し考えてください」
「な、名前!俺の名前!そんな可愛い声で呼ばないでくださいっ…」
ああ、灯。
この人はただの変態イケメンではなかったよ
馬鹿な変態イケメンだったよ。
会話が進まないこの空間に頭痛までしてきて泣きそうになってきました。
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