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妖精になんかならない
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「え、近藤さん、、、?」
青年にあられもない姿を見られてしまった。御幸はあまりの恥ずかしさに身震いした。
「み、見ないでください」
「近藤さん、困りますよ。お店のトイレでこんなことされたら」
そう言いながら、近づいてくる青年に御幸は平謝りするしかなかった。自分の体がこんなにコントロールできないのは生まれて初めてのことだったのだ。
「ご、ごめんなさい」
40歳にもなって童貞でしかも人前で精液を垂らした性器をさらすなんてあまりにも滑稽で涙がにじんでしまう。
「どなたか呼びましょうか?」
青年の顔が涙でよく見えなかったが、心なしか声は少し弾んでいるように聞こえる。
「か、勘弁してください。なんとかしますから。」
「じゃあ皆さんのところに早く戻れるように。僕が手伝ってあげますね。」
「え、嫌。やめてくださ、い、ああ、う、あん」
青年は御幸の性器をおもむろにくわえこんだ。なにが起きているのか理解が追い付かないまま快感だけが先走る。
「ああん、や、やだあ、ああ」
御幸の声はさっきよりも大きくなり二人だけのトイレに響く。青年の舌は御幸の性器を撫でまわした。口の中はじんわりと温かくきっと想像しうるに女性器のようだと御幸は思った
「あれ、全然勃起しませんね。身体はこんなに反応してるのに。そういえば、もうすぐ40歳なんですね。知ってますか?40歳過ぎても童貞だと妖精さんになっちゃうんですよ。まさか近藤さんは童貞じゃないですよね」
その言葉に御幸は身体が固まる。
「教えて?」
そういうと、青年は思い切り御幸の性器をつかんだ。反応はしていなくても痛みは感じる。青年の狂気的ともいえる行動に思わず御幸は叫んでいた。
「童貞です、あ、うう、や、やめて」
「知ってましたか?最近では、妖精にならないためには処女から卒業しないといけないらしいですよ?もしかしたら、勃起しないのって処女を捨ててないからじゃないですか?」
「こ、困ります。妖精にはなりたくないんです。助けてください。」
「じゃあ、言うこと聞けますか?」
御幸はそんなことあるのだろうかと一瞬疑念が浮かんだ。しかし、すぐにそんな思いは潰えた。目の前の快楽は思考をあまりにも鈍らせた。
早く、早く触って。
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