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「…ーー お利口にしてた?」
シュル…とネクタイを外しスーツを脱ぎながら明るい声で、帰宅した男が声を掛ける。
「…ッ…ふ、ッ ぅぅ"………!」
声をかけた先にはペットシーツの引かれた上で
手足を拘束されもう何時間も繋がれた青年が
その声に気づいた途端 轡を噛み締め暴れ始める
背面で固定された手も柱に繋がれた脚も、
随分暴れたのか赤く痕をつけ痛々しい。
身体にはいくつもの玩具が取り付けられ、
何度か達したらしい白濁が辺りを汚していた。
「あーあー床に溢れてるじゃん…
トイレくらい覚えてくれなきゃ困るよ。」
「ッん"ん……!ン"…!」
「ただいま立花くん。はい、"おかえり"は?」
「ッ、…外、せ……変態……!」
轡が銀の糸を引き口から外された途端、噛み付くように青年が叫ぶ。
変態って、と軽く笑う男は血走った瞳に怯むこともなくするりと頬を撫でた。
「これから一緒に暮らしていくんだから。
少しは仲良くーー…」
人の良さそうな笑顔で意味のわからない発言をする男が気持ち悪くて、頬を滑る指へ思い切り噛み付く。親指の付け根の柔らかい肉にギリギリと歯を立てて、
解放する気になったかよと目線を寄越せば
背筋が凍るような瞳と目が合った。
「…ーー痛てえな。」
瞬間、鈍い音と、
頬に灼けつくような衝撃が走る。
髪をぐいと掴み顔を上げさせ、
呆れたように溜め息をついた。
「…、ッ…」
「殴るのも疲れるでしょ。仲良くしようよ」
「…っ…ふざけ…」
もう一度。左頬に無機質に腕を振り下ろされ
視界が揺れ、頬の熱に涙が浮かぶ。
少しの怯えが混ざり始めた表情に男はにっこりと口角を上げ、
お仕置きが必要かな、と呟いた。
「 躾は飼い主の義務だもんね。」
相変わらずな言動に困惑した瞳が揺れる。
赤い頬を撫でても、今度は抵抗しなかった。
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