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シャワーを浴びている間、気が滅入って仕方なかった。バスローブを羽織り、風呂を出ると話し声が聞こえる。
もう来たのか。
…………本気で3人でする気だ。
悲しいのとショックなのと、グチャグチャな気持ちのまま、ドアを開ける。
今更、逃げる事もできないけど……
決心がつかず、顔は上げられなかった。
「……やっぱり」
聞こえてきた声に驚愕する。
なんで……? どうして、お前がここに……
「康介先生」
よく知ったその声は――
「タイガ!?」
ベッドに座っていたのはタイガだった。
「なんで……」
俺達が知り合いだとは思っていなかったらしく瑠衣からも動揺が伝わる。
「瑠衣とは友達。大学のクラスメート」
言われた言葉が理解できず固まる。
「瑠衣から話を持ちかけられたんだ。ビッチなセフレを懲らしめて欲しいって」
その言葉に胸が痛くなる。
瑠衣は他にもセフレがいるって言葉を信じたのか。毎日、一緒にいたのに――
「……前に店でしつこくナンパしてきた人に『K』って偽名を教えてたでしょ。面倒だから本名は教えないって。カフェで働いている、偽名を使う、七つ年上、瑠衣から聞いて、すぐにピンときた」
タイガに言われ、項垂れる。
お前には知られたくなかった。こんな爛れた関係だったなんて……
「俺、本当は諦めるつもりだったんだ。恋人じゃなかったの……?」
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