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手の温もりを1
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「へっっくしッ!」
「風邪引いちゃった〜?」
「ゔーん、わかんね」
幸せな眠りから目覚めた後、何故か俺は風邪を引いたようで鼻がぐずぐずしている。
凪斗の部屋のソファに座りながらテレビをつける俺に凪斗が紅茶を入れてくれ、渡してくる。
「ありがと」
「いえいえ〜。…ぁ!礼人さんだ」
俺がお礼を言うとニコニコする凪斗は急にテレビを見て言った。俺がテレビをつけたらたまたまアイツの出る番組だったらしい。
最悪…
「引っ張りだこだね〜」
なんで幸せな朝からこいつの顔見なきゃいけねぇんだ…
テレビでコメントをする礼人の働きっぷりに感心している凪斗を横目で見る。
やっぱ、有名人とか気になるのかな…
「…くしツッ」
くしゃみをする俺にテレビに向けていた視線を俺に移し、心配そうにこっちを見てくる。
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